ハイエンドなのに6万円台! Xiaomi 11T Proの超コスパ度をチェック

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スマートフォンのハイエンドモデルの価格は、このところ高止まりしており、10万円超え、20万円超えが当たり前の市場価格となっています。
機種によっては、ノートパソコンよりスマートフォンの方が高価といった逆転現象も起きています。

とはいえスマートフォンを検証やレビューなど業務を含めて多様に活用するユーザーは、ハイエンドモデルの利用が必須ということもあり、価格高騰のモデルを購入せざるを得ない状況です。

そのようなハイエンドモデル市場にXiaomiが注目の価格破壊の新製品「Xiaomi 11T Pro」をリリースしました。

スマートフォンブランドで昨今人気の高いXiaomiは、日本市場においては、高いスペックで価格を抑えたモデルのリリースを続けており、ミドルレンジやローエンドに絞って、価格性能比の高い製品を中心に展開してきました。
そのXiaomiがハイエンドモデル「Xiaomi 11T Pro」をリリースしたのです。
高コスパは相変わらずで、ハイエンドモデルにしか搭載していないCPUのSnapDragon 888を搭載しながら、6万円台(ストレージ128GBモデル)、7万円台(内蔵ストレージ256GBモデル)という驚きの価格となっています。


Xiaomi 11T Pro


Xiaomi 11T Proは、CPUだけでなく、ディスプレイも6.67インチの有機ELディスプレイで120Hzのリフレッシュレート対応と高機能になっています。
内蔵バッテリーは5000mAhで大容量に加え、120W出力のUSB充電器を同梱し、17分でフル充電できる超高速な充電にも対応しています。


120WのUSB充電器


カメラは3眼仕様で、
・1億800万画素の広角カメラ
・800万画素の超広角カメラ
・500万画素のテレマクロカメラ
このように充実したスペックになっています。
そして今回のモデルは、日本向けに「おサイフケータイ」にも対応していますので、キャリア向けのスマートフォンを利用していたユーザーも乗り換えやすくなっています。

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3眼カメラとおサイフケータイ



カメラの作例(元画像は4000×3000ピクセル、8MB)


通信関連は、デュアルSIMで5G通信に対応しています。
格安SIMのIIJmio(ドコモ回線)で5G通信が可能でした。


5G通信の例



実際に使ってみましたが、動作速度は快適の一言。
ほかのハイエンドモデルに肩を並べる操作感です。
ベンチマークアプリのAntutu Benchmarkで60万台と高い値になっています。


Antutu Benchmarkは60万台



懸念として、AndroidベースのMIUIというUIを搭載しており、通常のAndroidと操作やメニューが違う点があることでしょうか。
とはいえGalaxy、Xperiaなど、他社のハイエンドモデルを利用しているユーザーが、このMIUIに違和感を抱かなければ、乗り換える際の懸念もないことから、Xiaomi 11T Proは、ハイエンドモデルの新たな選択肢の1つとなる可能性があると思われます。


Android111ベースのMIUI


価格高騰が続いているハイエンドモデルですが、このようなリーズナブルなモデルが後に続くことを期待します。




執筆 伊藤浩一