ペットも快適! キャンピングカー「レム ワンダー SA」の特徴は?
コロナ禍で加熱するアウトドアブームの中、ペットと一緒に遠出し、自然の中で思い切り遊ばせてやりたいと考える人が増えている。そんな飼い主さんたちに最適な乗り物を見つけた。「ペットとの旅」を考えて作られたキャンピングカー「レム ワンダー SA」だ。

「アソモビ2021 in Saitama」(開催場所:さいたまスーパーアリーナ、会期:10月16日〜17日)に出展された「レム ワンダー SA」。スーパーオートバックス かしわ沼南とスーパーオートバックス 市川の専売モデルだ
○エアコンの連続稼働時間は約13時間!
「レム ワンダー SA」は、ペットオーナーとペットホテルプロデューサーをアドバイザーに迎え、キャンパー鹿児島の「セカンドアクト」をベースとし、ペットの安全性と快適性にこだわって作られたキャンピングカーだ。
特徴のひとつは、標準装備される家庭用エアコン。スーパーオートバックス かしわ沼南の今泉晃一マネージャーによれば、「オーナーが昼食に出かける際など、ペットを車内で留守番させておくケースは意外と多いんです。残されたペットが、その間も快適に過ごすためにはエアコンが欠かせません」という。
もちろん、エアコンがあるだけでは意味がない。それを稼動させるバッテリーも必要だ。「レム ワンダー SA」は大型の車載用リチウムイオンバッテリーを搭載し、家庭用エアコンなら約13時間の連続稼動を可能にした。ここまで長くエアコンを稼動させられるシステムは、ほかにはまだないそうだ。

家庭用エアコンを標準装備。エンジンをかけていなくても稼動できるので、車内で留守番するペットも快適に過ごせる

バッテリー容量5,100wh、最大出力1,500Wの車載用リチウムイオンバッテリーを採用した蓄電システム「RSV-5012A」により、家庭用エアコンを連続で約13時間稼働させられる

リチウムイオンバッテリーはキッチンスペース下に配置。車内の居住空間を広くとれるよう、配置場所も工夫した
もうひとつの大きな特徴が、ペットの居場所だ。
通常はダイネットのソファーや机の下くらいにしか居場所がないが、「レム ワンダー SA」は後部のベッドスペース下にペット専用スペースを設けている。

大人2人が横になれるベッドスペース下部をペットに解放

大型犬用のゲージもすっぽり収まる広いペット専用空間。これもペットの快適性を追求した結果だ
車内の内装には傷が付きにくく、かつ抗菌作用のある素材を多く使用している。なかでもこだわったのが、合成表皮のPVCシートだ。汚れに強い一方、普通であれば表面がツルツルしているPVCシートだが、ペットが足を滑らせにくいよう、凸凹のある素材を採用した。ペットの安全に寄与する素材選びだ。


PVCシートは、引っかき傷が目立たないよう柄にもこだわった

外で遊んだ後も車内に汚れを持ち込まないで済むよう、車両後部にはペットの足洗いにも使えるシャワーを完備
ペットの事故で多いのが、飛び出し事故とスイッチ類の誤操作だ。そこで「レム ワンダー SA」では、飛び出しを防ぐ防護ネットを設置したり、スイッチボックスにカバーを取り付けたりして、事故を未然に防ぐ装備を充実させた。

防護ネットは必要に応じて取り外しが可能

ペットだけで留守番する場合でも、スイッチにカバーがあればエアコンを止めてしまうなどの誤操作を防ぐことができる。細かいところだが、ペットオーナーでなければ気づかないポイントだ

オプションにはなるが、シートベルトがつけられるセンターコンソールもペットオーナーに人気とのこと。これならペットも安心してドライブを楽しめる

車内にはリードが取り付けられるリングが多数。これはペットホテルプロデューサーから「絶対に必要」という強い要望があった設備だという
ペット連れのキャンプに注目が集まる中、「レム ワンダー SA」にも週に2〜3件の問い合わせが入っているとのこと。どのオプションをつけるかによって価格は上下するが、ガソリン4WDベースの展示車両(写真)は926.553万円だった。
なお、スーパーオートバックス かしわ沼南とスーパーオートバックス 市川では「アンコールフェア」を実施する予定。期間は11月12日〜14日の3日間だ。フェア開催中はオートローンの特別金利などの特典が用意されるそうなので、実車を見に足を運んでみてはいかがだろうか。
安藤康之 あんどうやすゆき フリーライター/フォトグラファー。編集プロダクション、出版社勤務を経て2018年よりフリーでの活動を開始。クルマやバイク、競馬やグルメなどジャンルを問わず活動中。twitter:@andYSYK。 この著者の記事一覧はこちら

「レム ワンダー SA」は、ペットオーナーとペットホテルプロデューサーをアドバイザーに迎え、キャンパー鹿児島の「セカンドアクト」をベースとし、ペットの安全性と快適性にこだわって作られたキャンピングカーだ。
特徴のひとつは、標準装備される家庭用エアコン。スーパーオートバックス かしわ沼南の今泉晃一マネージャーによれば、「オーナーが昼食に出かける際など、ペットを車内で留守番させておくケースは意外と多いんです。残されたペットが、その間も快適に過ごすためにはエアコンが欠かせません」という。
もちろん、エアコンがあるだけでは意味がない。それを稼動させるバッテリーも必要だ。「レム ワンダー SA」は大型の車載用リチウムイオンバッテリーを搭載し、家庭用エアコンなら約13時間の連続稼動を可能にした。ここまで長くエアコンを稼動させられるシステムは、ほかにはまだないそうだ。



もうひとつの大きな特徴が、ペットの居場所だ。
通常はダイネットのソファーや机の下くらいにしか居場所がないが、「レム ワンダー SA」は後部のベッドスペース下にペット専用スペースを設けている。


車内の内装には傷が付きにくく、かつ抗菌作用のある素材を多く使用している。なかでもこだわったのが、合成表皮のPVCシートだ。汚れに強い一方、普通であれば表面がツルツルしているPVCシートだが、ペットが足を滑らせにくいよう、凸凹のある素材を採用した。ペットの安全に寄与する素材選びだ。


PVCシートは、引っかき傷が目立たないよう柄にもこだわった

ペットの事故で多いのが、飛び出し事故とスイッチ類の誤操作だ。そこで「レム ワンダー SA」では、飛び出しを防ぐ防護ネットを設置したり、スイッチボックスにカバーを取り付けたりして、事故を未然に防ぐ装備を充実させた。




ペット連れのキャンプに注目が集まる中、「レム ワンダー SA」にも週に2〜3件の問い合わせが入っているとのこと。どのオプションをつけるかによって価格は上下するが、ガソリン4WDベースの展示車両(写真)は926.553万円だった。
なお、スーパーオートバックス かしわ沼南とスーパーオートバックス 市川では「アンコールフェア」を実施する予定。期間は11月12日〜14日の3日間だ。フェア開催中はオートローンの特別金利などの特典が用意されるそうなので、実車を見に足を運んでみてはいかがだろうか。
安藤康之 あんどうやすゆき フリーライター/フォトグラファー。編集プロダクション、出版社勤務を経て2018年よりフリーでの活動を開始。クルマやバイク、競馬やグルメなどジャンルを問わず活動中。twitter:@andYSYK。 この著者の記事一覧はこちら