今年2月よりドーピング違反で出場停止も…アヤックスGKオナナがトップチーム練習に復帰

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 ドーピング違反で出場停止処分を受けていたアヤックス所属のカメルーン代表GKアンドレ・オナナが、同クラブのトップチームでの練習に復帰した。29日付けでイギリスメディア『BBC』が伝えている。

 オナナは昨年10月、妻に処方されていた薬をアスピリンと間違えて服用し、その後の尿検査でフロセミドという禁止物質が検出された。これにより今年2月、欧州サッカー連盟(UEFA)よりドーピング違反として2021年11月4日までの出場停止処分が下され、その影響もあってか今年9月にはアヤックスとの契約交渉が決裂。契約満了により、今シーズン限りで同クラブを退団することが決定的とされてきた。

 そんな中、今回の報道によると、それまでジュニアチームに配属されていた同選手は28日からアヤックスのトップチーム練習に復帰。同クラブのオランダ代表GKマールテン・ステケレンブルクが負傷離脱した影響と見られ、スポーツ・ディレクターのマルク・オーバーマース氏は「アヤックスのニーズを最優先した結果」と、公式サイトで説明した。

 また、同クラブのエリック・テン・ハーグ監督は、オナナに対し「とても献身的に練習している」と述べ、同選手は戦力としてチームに厚みを加える模様。なお、今後のリーグ戦では、ここまで7試合に出場しているGKレムコ・パスフェールがゴールマウスを守る見込みだとも伝えられている。