20年1月、都内のジムで汗を流していた田中みなみ

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田中みな実(34)の発言が波紋を呼んでいる。10月12日、『グータンヌーボー2』(関西テレビ)に出演して元カレであるオリエンタルラジオ・藤森慎吾(38)への思いを赤裸々に暴露したのだ。

これを受けてネット上では「なぜ今さら?」など、さまざまな憶測が浮上。さらに藤森も24日の『サンデー・ジャポン』(TBS系)で田中について言及するなど、にわかに元カップル同士の周辺がザワついている。

そんななか、恋愛ジャーナリストのおおしまりえさんは「過去の失恋について赤裸々に語ることのデメリット」を指摘する。その真意とはーー。

先日、タレントの田中みな実さん(34)がバラエティ番組『グータンヌーボー2』に出演。6年前に破局した芸人の藤森慎吾さん(38)との恋愛について「立ち直るのに2年かかった」「復縁できるとされることはなんでもした」と発言するなど、かなり熱量の高い恋愛相手であったことを告白しました。

すると藤森さんも10月24日に出演した番組で現在の彼女との破局を認めた上で、「TBSさん、その名前を出すのはもうやめませんか?」「(誰のことかと問われ)田中みな実さんだよ! この名前、初めて口にしたかもしれない」と対応しました。

こうした赤裸々なやり取りが行われると、今後もバラエティ番組に出演するたびにイジられるのが“お決まり”です。タレントや芸人さんであれば“オイシイ”と思われがちですが、果たしてそうなのでしょうか。

■思い出されるバイキング小峠と坂口杏里さん

熱愛・破局をネタにするで思い出されるのが、6年前に交際期間があったとされるお笑い芸人・バイキングの小峠英二さん(45)と元タレントの坂口杏里さん(30)です。

彼らは交際時だけでなく、破局後も長きにわたって(というか今も時々)ネタとして語り継がれるようになりました。

それもこれも坂口さんのタレント引退後の活動がセンセーショナルだったのも影響しているのでしょう。

ただネタとしては振りやすかったのかもしれませんが、当時を振り返って本人たちに特別“旨味”があったかと言われると微妙です。

それ以上に、視聴者からは「まだ引っ張るの?」「もう飽きたわ」といったネガティブな印象もあったように思います。

今回の発言のきっかけは、田中さんがレギュラー出演する恋愛バラエティ番組での赤裸々トークでした。田中さんとしては、番組に見応えを提供したつもりだったのかもしれません。

しかしながら6年も前の話題を名指しでわざわざ発言する必要があったかと言われると、疑問を抱く人も多かったようです。

■カップルの破局話とノロケは、意外と歓迎されない

有名人夫婦のノロケや破局といった話題はこれまでも多数あり、好意的に見ることができます。

しかし有名人カップル同士の場合はあまり耳にする機会がなく、下手に披露すると下品といった見え方をされることも少なくありません。

そもそも一般人の間でも、いつまでも過去の恋愛について話す行為は歓迎されることではありません。むしろ“格を下げる”とすら思われている部分があります。

田中さんは独立後、自身の不器用な恋愛観などを赤裸々に話すことで女性支持を得ることに成功しました。そこから美容オタクとしてのパワーを発揮し、今に至るわけです。

気づけば現在の立ち位置は多くの世代から支持を集める美容インフルエンサーであり、売出し中の女優でもあります。

果たして今のポジションの彼女に、恋愛赤裸トークが必要なのか。有名人のキャラクター付けというのは、なかなか難しく奥が深いものがありますね。

(文:おおしまりえ)