東アジア首脳会議で発言する文大統領(青瓦台提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫

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【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は27日、オンライン形式で開かれた東アジア首脳会議(EAS)で、先月の国連総会の演説で提案した朝鮮戦争の終戦宣言に対する支持を要請した。文大統領は終戦宣言について「対話のドアを開き、朝鮮半島とアジア、世界の平和に向かう重要な出発点」だと強調した。韓国青瓦台(大統領府)の朴ギョン美(パク・ギョンミ)報道官が伝えた。

 会議には東南アジア諸国連合(ASEAN)の9カ国をはじめ、米国、中国、日本、ロシアなどの首脳が出席した。

 バイデン米大統領は「インド太平洋地域の平和と安全のため、ミャンマーの事態解決や朝鮮半島の完全な非核化に向けた真摯(しんし)な外交努力が必要だ」と述べた。

 一方、文大統領は「東アジアの結束は新型コロナウイルス克服と気候危機に対応する国際社会の連帯と協力に大きく寄与する」と強調。保健・経済分野での協力を一層強化するため韓国が積極的に協力することも約束した。