20日午後9時の予想天気図。

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記録的な暑さが続いていた日本列島でしたが、10月初旬には寒気が北日本まで南下し、北海道の旭岳で平年より遅い初冠雪となりました。中旬以降は西日本まで寒気が南下し、本州では平年より早い「初冠雪」となるなど、一気に初冬の気候となっています。
日本海の低気圧通過後、21日(木)は西高東低の冬型の気圧配置となって強い寒気が南下してきます。気象観測において、初冠雪、初雪、初霜、初氷と、「初」がつくものは、秋真っ盛りから冬の到来を告げるものですが、最低気温が氷点下となる「冬日」も同じ意味を持ちます。
各地から、これら便りが届くと思われます。令和3年は短い秋になりそうです。

(気象予報士・饒村 曜)