使いこなせない選手を獲っている マンUがトップに返り咲けない要因
今夏の移籍市場ではクリスティアーノ・ロナウド、ラファエル・ヴァラン、ジェイドン・サンチョを獲得したマンチェスター・ユナイテッド。待望の実力派センターバックに実績のある点取り屋を加え、素晴らしい夏となったか。
しかし、サンチョは約100億円以上の移籍金の価値があったかと聞かれれば現段階では微妙であり、まだまだ時間がかかりそうだ。
このように、マンUにはそこまでして獲得する必要があったのかという選手が多いように思える。サンチョに関しても彼を起用するサイドの選手は複数おり、手薄となっているボランチを獲得すればよかったのではとの声もある。
また、既存戦力に目を向けてもアントニー・マルシャルは放出候補となっているが、約66億円の大金で獲得した選手であり、どう考えてもクラブにとってプラスではない。中盤ではドニー・ファン・デ・ベークもそうだ。アヤックスで頭角を現した彼には約53億円を使ったが、トップ下にはブルーノ・フェルナンデスが君臨しており、オランダ代表MFの使いどころが分からなくなってしまっている。仕方なくボランチで起用しているが、一定の出場機会は与えられておらず、本人は移籍をほのめかしている始末だ。
少しパターンが違うが、ウェストハムから復帰したジェシー・リンガードもここまで45分の出場時間しか与えられていない。昨季のハマーズでのパフォーマンスを考えれば、もう少し起用されても良い選手ではあるが、オーレ・グンナー・スールシャール監督のスカッドに彼の名前はないのか。
獲得はしたものの、上手く使いこなせない選手が多いマンU。ライバルクラブであるマンチェスター・シティは比較的戦力となる選手を獲得していることが多く、この場合はお隣を見て勉強するべきなのか。