前日計量に登場したアスペン・ラッド【写真:Getty Images】

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MMA女子選手が前日計量で失神寸前、最後は服を脱いで計量に挑むも…

 米総合格闘技のMMAの計量で女子選手が失神状態になり、試合をキャンセルした。その様子を海外記者が紹介し、心配されていたが、本人は2日前から生理が始まり、コンディション不良だったことを説明。「すべて自分の責任です」と謝罪した。

 2日(日本時間3日)のイベントに先立って1日(同2日)に行われた前日計量。バンタム級の試合に登場するアスペン・ラッド(米国)は、制限を5.5ポンド(約2.5キロ)超過する141.5ポンド(約64.1キロ)。服を脱ぎ、重量を減らして挑んだ2度目も137ポンド(約62.1キロ)だった。ラッドの足がふらつき、失神寸前の様子。なんとか一人で計量台に乗ったが、倒れそうになり、慌ててスタッフがフォローした。

 ラッドは2015年にプロで総合格闘技デビューし、UFC世界女子バンタム級ランク3位も経験。キャリア10戦9勝で、この試合は2019年12月以来だったが、結局、試合はキャンセルされた。

 その模様を取材していた海外記者が動画付きでツイッターで続々レポート。格闘技ファンの心配が集まっていたが、その後、本人がインスタグラムを更新した。「試合は中止。すべて私の責任です」と謝罪。その上で「2日前に生理が来て、散々な計量になってしまいました。メディアの前で出血するのは避けたくて、体重計の上では混乱していました」と明かし、生理によるコンディション不良があったようだ。

 投稿には「みんな理解しているよ」「復帰を楽しみにしています」「トライしたあなたをリスペクトする」「責めるのはやめて」「大丈夫そうでよかった」とラッドの体調を心配する声と公表を支持する声が相次いでいた。(THE ANSWER編集部)