[かんさい情報ネットten.―読売テレビ]2021年9月13日放送の「「気になるアレどうなってten!?」のコーナーでは、コロナ禍で始まった激安店を取り上げていました。

この「半額倉庫」東大阪店(大阪・東大阪市)は、外観はどう見てもただの倉庫です。しかし、暗い店内には無造作に並べられた商品がズラり。れっきとしたお店です。

運営会社代表の磯遊晋介さんによると、こちらは運送会社の倉庫なのだとか。

「いわゆるコロナ禍の影響で仕事が落ち着いてしまっている業者さんに倉庫を貸していただいて、そこに商品を置いてすべて半額で売るという業態です」とのこと。お店として営業していないときはもともとの運送会社が倉庫として使っています。

同社では「空いているときに空いている人員を使って『半額倉庫』というお店にしませんか?」と提案し「ある意味コロナで打撃を受けている業者の救済措置」として行っているそうです。

同店舗の営業は1か月に1日で、フランチャイズとなった運送会社の事情で営業が決められます。営業日の情報は、半額倉庫の公式YouTubeチャンネルで告知されるとのことです。

気になるお値段は?

例えば、箱入りの不織布マスク(400円、以下税込み)、座イス6980円(6980円)は、レジに持っていくと表示価格の半額に。それぞれ200円や3500円ほどと驚きの安さです。

その安さの秘密は、配送中に箱に凹みやキズが付いてしまったものや袋が破れてしまったものだから。中身には問題のない商品ばかりです。

「ビーツ」という有名メーカーの定価3万円のヘッドホンは、表示価格12700円のさらに半額になります。こちらは倉庫に残っていた在庫を引き取ったからだそう。

他にも店頭展示品や通販で返品されたものなどを安く仕入れて半額にしています。どんな品揃えになるかはその日の状況によって変わるとのことでした。

「お宝探しがコンセプトなので、ご自身が好きな物があるかなと楽しんで来ていただけます」

と磯遊さん。ちなみに、去年第一号店としてオープンした播磨店(兵庫・播磨町)は常設店舗として営業しているそうです。

コロナ禍で始まった新たな店舗の形として、半額倉庫はいろんな町に広がっていくかもしれませんね。

(ライター:まみ)