アマチュアにも参考になる西村優菜のクラブセッティング

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<ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン 最終日◇26日◇利府ゴルフ倶楽部(宮城県)◇6591ヤード・パー72>
「すごく苦しい」、「すごく難しい」…。4勝目にして初めて逃げ切り優勝を遂げた西村優菜。最終日、5打のリードを持ってスタートし、追われる立場”の難しさを感じながら、2位の淺井咲希に3打差をつけて逃げ切った。後続に飲み込まれてもおかしくない状況でもセルフコントロールのうまさを見せた。
8番を終えた時点で原英莉花に2打差、淺井に3打差に詰め寄られ、9番パー4は175ヤードの2打目をアゲンストの風にあおられて30ヤードショート。3打目は2.5メートルオーバーしてボギーのピンチだが「ここをしっかり耐えないと今日は流れがこない。しっかり決めよう」。集中力を増して打った下りのフックラインを見事に沈めてパーセーブした。
15番パー3はグリーンの手前と左に池が広がる、易しくないホール。「目標(スコア)に届くように自信を持って振り抜こう」と放った6番アイアンは、ピン手前1メートルにつけてバーディ。2打差で迎えた最終18番も1メートルのバーディパットを沈め、逃げ切り優勝の難しさを感じながらも、後半でも自分のプレーに集中できるセルフコントロールを見せた。
最新アイアンに替えて6位、優勝、優勝と加速して見える西村。アイアンを選ぶ際の基準を問われ「まず球の拾いやすさと、基本的にドローヒッターなので、しっかりつかまってくれるかですね。あとは球の高さがしっかり出て、そんなに弱い球じゃないかは見ます」。また、大会前のドライバーの微調整を14本のシャフトをサポートするフジクラの担当者が明かす。
「先週の優勝時からシャフト変更はありませんが、練習日に『ドライバーだけボールがつかまらない』とのことで、キャロウェイの担当者と確認しました。インパクトのタイミングは良さそうだったのでそれを伝え、ヘッドのロフトを9度から10.5度に変更したところ、すぐに解消されて西村プロらしい良いドローボールになりました」(フジクラ・ツアー担当者)
【西村優菜の優勝セッティング】
1W:キャロウェイEPIC SPEED(10.5°スピーダーNX50-SR)
3、5W:キャロウェイEPIC SPEED(15°スピーダーNX50-R、18°スピーダー569 EVO3-R)
7、9W:キャロウェイ GBB(21、24°スピーダー569 EVO3-R)
6U:キャロウェイEPIC STAR(MCH60-R)
6I〜PW:キャロウェイX FORGED STAR(MCI70-R)
AW:キャロウェイJAWS(50°MCI80-S)
SW:キャロウェイJAWS FULL TOE(58°MCI80-S)
PT:オデッセイWHITE HOT OG #7S(MCP-FIRM)
BALL:キャロウェイCHROME SOFT X トリプル・トラック
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