モデル出身の女優イ・ソンギョンが韓国のバラエティ番組『セレモニークラブ』(9月15日放送回)に出演。“裕福な家庭出身のお嬢様”という世間からのイメージを誤解だとし、自身の生い立ちについて告白した。

デビュー前はピアノを専攻し、音楽大学への進学を目指していたイ・ソンギョン。こうしたエピソードや、作品で演じてきた華やかなキャラクターの印象も相まって、世間から“金のスプーン”(※)だと誤解されていると感じるそう。

※裕福な家庭に生まれた人のこと。対義語は「泥スプーン」。

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この日、共演者から「“お嬢様”に見えるけれど、苦労した時期があったそうですね」と話を振られたイ・ソンギョンは、「私が4歳の時に父の工場が倒産した」と貧しかった幼少期を振り返った。

「父の工場で火事が起き、さらに経営が傾いて不渡りを出しました。借金を抱えて、簡易的に建てられた家が並ぶ村(板子村)で過ごしたこともありました」
「その後、7歳から高校生まで7〜8坪ほどの賃貸アパートに家族で暮らしました。当時、傘を借りに来た友達が私の家を見て『この家でどうやって生活するの?』と言うほどで、とても恥ずかしい気持ちになりました」
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当時の生活は「息が詰まるような雰囲気だった」と語った一方で、住んでみたい家と車の写真を飾り、家族の目標としていたそう。

「経済的に苦しいと家の中の雰囲気も悪くなり、幼い頃は両親の仲があまりよくなかったです。それでも両親は常にポジティブで、住んでみたいモデルハウスや憧れの車の写真を飾り、家族みんなで祈りながら暮らしていました」

芸能界に入り、女優として成功したイ・ソンギョン。現在は両親の借金を全て返済し、憧れだった30坪のアパートに引っ越しするなど、家族の夢をかなえることができたという。

「代わりに借金を返済したので私に残るお金はないけれど、両親の人生の重荷を下ろしてあげられるという環境にとても感謝しました」
「お金持ちの“金のスプーン”に生まれていたらよかっただろうか? と考えた時、答えはNOでした。一般的に言われる“泥スプーン”だった子どもの頃の思い出は、私にとって本当に大切で、ありがたい記憶です」

最近では、苦しい環境で育つ子どもたちに向けて1000万ウォン(約94万円)を寄付したことでも話題を集めたイ・ソンギョン。彼女の活躍は多くの人に勇気と希望を届けるはず!