松本人志

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 ダウンタウン松本人志(58)が5日に放送された『ワイドナショー』(フジテレビ系)で芸能界引退を示唆した。BPO青少年委員会が「痛みを伴うことを笑いの対象とするバラエティー」を審議入りしたニュースを取り上げた際、「もう数年で辞めるんで。本当に本当に」などと発言。今年1月にも、同番組で65歳で引退すると語っていたため、彼の発言が現実味を帯びているのだ。

 「明石家さんまは60歳で引退すると発言。爆笑問題・太田光から『ボロボロになるまでやってほしい』と言われ、撤回した過去があります。また、ビートたけしやタモリなども引退に関する記事がたびたび出ていますが、引退する気配はない。むしろ、芸人たちの憧れとして芸能界に居続け、指針となっています。特に松本は、お笑い界を変えた偉人とも呼べる1人。引退となれば、多くの芸人から引き留められる事は必至です」(芸能ライター)

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 2020年から松本の動きが活発化しているのは事実。昨年あたりからコンビではなく単体で、フジテレビの『まつもtoなかい〜マッチングな夜〜』、『まっちゃんねる』、『FNSラフ&ミュージック〜歌と笑いの祭典〜』、TBSでは『審査員長・松本人志』など、スペシャル番組に立て続けに出演している。これら全ては、レギュラー番組で共にしているスタッフが立ち上げたものであり、そうした関係性から出演した可能性もあるが、こんな声もある。

 「長年、『HITOSHI MATSUMOTO presents ドキュメンタル』(Amazon プライムビデオ)や『人志松本のすべらない話』(フジテレビ系)などのイレギュラーな番組にも出演していますが、これらは、どちらかと言えば濃いお笑いをしているイメージ。しかし、上記で挙げた4番組は、お笑い要素は強いものの、どちらかと言えば実験的であったり、ポップ寄り。『企画』として携わることの多かった彼が、スタッフやほかの芸人に身を任せるシーンが増えた気がします。スタッフを育て、いい番組を残そうとしているのか、もしくは芸能生活ラストに向けて、さまざまな挑戦をしているのか……そんな可能性も考えてしまいます」(同上)

 松本の引退は、お笑い界の発展のためにも食い止めなければならない。そう思っている人も多いのではないだろうか。