日光市にあるトンネルで15日、火災を伴う車の事故を想定した防災訓練が行われました。

日光市の細尾町と足尾町をつなぐ日足トンネルは長さが2765メートルあり、県内で最も長いトンネルです。

この防災訓練は1979年に東名高速道路の日本坂トンネルで自動車の追突事故から火災を伴い7人が亡くなったことを教訓に毎年行われていて、県や警察、消防などの6団体からおよそ30人が参加しました。

参加者らはトンネルの中で車両事故が発生し車が燃えているという想定で、一時全面通行止めにして防災設備の操作確認や消火栓を使った放水などを行いました。

日足トンネルには非常通報用の押しボタンと消火栓を54カ所設置していて、実際に事故が起きた時の被害を最小限に抑えるために関係する機関同士での連携を深めていました。