ワクチン接種会場で接種後の経過観察のため待機する人々=(聯合ニュース)

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【ソウル聯合ニュース】韓国政府の新型コロナウイルス予防接種対応推進団は15日、新型コロナワクチンの接種による副反応とみられる事例が13、14日の2日間に新たに1万715件報告されたと発表した。このうち死亡が17件だった。ワクチン接種と死亡の因果関係はまだ分かっていない。

 

 接種による副反応とみられる事例のうち、重いアレルギー反応のアナフィラキシーとみられる事例は新たに52件報告された。特に注目すべき有害事象、集中治療室への入院、障害、後遺症などを含む事例の報告は253件あった。このほかは注射した部位の痛みや腫れ、筋肉痛、頭痛などの比較的軽い症状だった。

 1回目に英アストラゼネカ製のワクチンを接種し、2回目に米ファイザー製を接種した人の副反応は145件増え、計5881件となった。

 韓国でワクチン接種が始まった2月26日以降、副反応とみられる事例の報告は計22万7232件となった。今月15日午前0時時点の1回目、2回目の接種累計5393万8026件の0.43%に当たる。

 累計接種件数に対する副反応の報告率は米ヤンセンファーマ製ワクチンが0.60%、米モデルナ製が0.56%、アストラゼネカ製が0.50%、ファイザー製が0.35%。

 これまでに国内で報告されたワクチン接種後の死者は計615人となっている。ファイザー製ワクチンの接種者が325人、アストラゼネカ製が267人、モデルナ製が12人、ヤンセンファーマ製が11人。これらは副反応の報告時に死亡と報告されたケースで、他の副反応が報告された後に容体が悪化して死亡したケースを含めると、死者は計885人となる。

 これまでの全ての副反応の報告のうち、95.8%に当たる21万7789件は比較的軽い症状だった。

 予防接種対応推進団は副反応の報告件数を毎週月・水・土曜日に発表している。