【注目のセミナー】iconが考える【NEXT LIFE STYLE DESIGN】icon 人気住宅デザイナー・タブチキヨシ氏による間取り分析現在の間取りに合うインテリアデザインとは

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 (一社)日本インテリアコーディネーター協会(icon/広瀬直樹会長)は、パナソニックとのコラボセミナー「iconが考える【NEXT LIFE STYLE DESIGN】〜暮らしも、間取りも、インテリアデザインチャレンジ〜」を、リモート(Teams)にて開催した。
 同セミナーは、インスタグラムでフォロアー4万5000人という人気住宅デザイナー・タブチキヨシ氏とicon所属のトップインテリアコーディネーターが、日本の住まいの次のスタイル「NEXT LIFE STYLE DESIGN」を考察するもの。
 第1部では、タブチキヨシ氏が日本の住宅の間取りの変遷と今求められている間取りを解説し、そこに隠されたインテリアニーズを読み解いていった。
 タブチキヨシ氏によれば、2020年から間取りの考え方が大きく変わり、それがインテリアデザインにも大きな影響を与えているという。

 今から約60年前の1960年代、間取りのスタンダードは「サザエさん」のような家で、そのポイントは男尊女卑と応接の文化だという。玄関が広く立派な客間もあり、台所には勝手口があった。

 それから30年が経過し1990年代になると、家族みんなで楽しく暮らすという思考となり、女性が子どもを見ながら料理ができるように対面キッチン化が進み、3LDKがスタンダードになった。

 それからさらに30年経った2020年代は、子どもたちは自室に閉じこもるようになり、リビングで大きなソファーに座って家族全員でテレビをみるという儀式はなくなった。さらにコロナ禍でテレワークが増え、そうしたスペースも必要となった。つまり現在は、家族それぞれが幸せになれるような間取りが求められているのだ。現在、リノベーションされるマンションは、1990年代の3LDKが主流であるが、これを個が中心の間取りに変えていくことが今求められるニーズというわけだ。

 こうした間取りの変化に、インテリアニーズも対応していかなくてはならない。ポイントとなるのがグランピング、アウトドア、ホテルライクというもので、より具体的にはリラックス空間であり、イメージカラーとしてはグレイッシュが注目されるという。それをいかにコーディネートしていくかが、インテリアのプロの仕事とのことだ。

 以上のようなタブチキヨシ氏の解説をベースに、第2部ではicon所属のトップコーディネーターである、飯沼朋子氏((株)デコール東京)、山下祐司氏(住環境デザイン室アローナ)、小西裕美氏(株式会社ヒロデザインスタジオ)とタブチキヨシ氏による対談「リラックスできる上質の空間」が行われた。
 対談では、タブチキヨシ氏が提言したグレイッシュの具体的な使い方について三者三様の見解を披露した。

 最後に共同主催者であるパナソニック(株)による商品説明も行われた。
 非常に充実した内容のセミナーで、参加者は延べ140名、常時100名以上が聴講するなど盛況だった。
 なおiconでは、こうしたセミナーを定期的に実施していく予定で、第2弾としてトップコーディネーター6名、およびタブチキヨシ氏による「あなたが考えるグレイッシュな空間」を今秋に行う予定である。
 (一社)日本インテリアコーディネーター協会(icon/広瀬直樹会長)は、パナソニックとのコラボセミナー「iconが考える【NEXT LIFE STYLE DESIGN】〜暮らしも、間取りも、インテリアデザインチャレンジ〜」を、リモート(Teams)にて開催した。
 同セミナーは、インスタグラムでフォロアー4万5000人という人気住宅デザイナー・タブチキヨシ氏とicon所属のトップインテリアコーディネーターが、日本の住まいの次のスタイル「NEXT LIFE STYLE DESIGN」を考察するもの。
 第1部では、タブチキヨシ氏が日本の住宅の間取りの変遷と今求められている間取りを解説し、そこに隠されたインテリアニーズを読み解いていった。
 タブチキヨシ氏によれば、2020年から間取りの考え方が大きく変わり、それがインテリアデザインにも大きな影響を与えているという。

 今から約60年前の1960年代、間取りのスタンダードは「サザエさん」のような家で、そのポイントは男尊女卑と応接の文化だという。玄関が広く立派な客間もあり、台所には勝手口があった。

 それから30年が経過し1990年代になると、家族みんなで楽しく暮らすという思考となり、女性が子どもを見ながら料理ができるように対面キッチン化が進み、3LDKがスタンダードになった。

 それからさらに30年経った2020年代は、子どもたちは自室に閉じこもるようになり、リビングで大きなソファーに座って家族全員でテレビをみるという儀式はなくなった。さらにコロナ禍でテレワークが増え、そうしたスペースも必要となった。つまり現在は、家族それぞれが幸せになれるような間取りが求められているのだ。現在、リノベーションされるマンションは、1990年代の3LDKが主流であるが、これを個が中心の間取りに変えていくことが今求められるニーズというわけだ。

 こうした間取りの変化に、インテリアニーズも対応していかなくてはならない。ポイントとなるのがグランピング、アウトドア、ホテルライクというもので、より具体的にはリラックス空間であり、イメージカラーとしてはグレイッシュが注目されるという。それをいかにコーディネートしていくかが、インテリアのプロの仕事とのことだ。

 以上のようなタブチキヨシ氏の解説をベースに、第2部ではicon所属のトップコーディネーターである、飯沼朋子氏((株)デコール東京)、山下祐司氏(住環境デザイン室アローナ)、小西裕美氏(株式会社ヒロデザインスタジオ)とタブチキヨシ氏による対談「リラックスできる上質の空間」が行われた。
 対談では、タブチキヨシ氏が提言したグレイッシュの具体的な使い方について三者三様の見解を披露した。

 最後に共同主催者であるパナソニック(株)による商品説明も行われた。
 非常に充実した内容のセミナーで、参加者は延べ140名、常時100名以上が聴講するなど盛況だった。
 なおiconでは、こうしたセミナーを定期的に実施していく予定で、第2弾としてトップコーディネーター6名、およびタブチキヨシ氏による「あなたが考えるグレイッシュな空間」を今秋に行う予定である。