佐野市の女性(86)が現金4200万円をだまし取られる特殊詐欺事件がありました。

佐野警察署によりますと、7日午前10時ごろ佐野市に住む女性(86)のもとに教育関係者である女性の息子や教育委員会の職員を名乗る男から「預かっていた職場のお金を盗まれた」「内緒のお金なので返さなければならない」などと電話がありました。

これを信じた女性はその日の午後2時ごろ、自宅を訪れた教育委員会の職員の息子を名乗る若い男にたんす預金で自宅にあった現金4200万円を渡し、だまし取られたということです。

今年発覚した県内の特殊詐欺被害では最高額とみられます。

警察で多額の特殊詐欺事件として詳しく捜査するとともに親族をかたる電話で「すぐに現金が必要」「代理人が取りに行く」などの電話はすべて詐欺だとして注意するよう呼びかけています。