田端氏、集団接種すすめる進学校を称賛!「うちの学校もやってほしい」という声も

神奈川トップクラスの進学校である聖光学院中学高校で、希望する生徒を対象にワクチンの集団接種が始まったことで話題になっています(※1)。こうした学校での集団接種の取り組みは、今後広がっていくのでしょうか。
聖光学院による集団接種
神奈川の進学校・聖光学院によるワクチン集団接種について、田端氏がツイートで言及したことが話題となっています。
ちゃんとした名門校は違うなあ。
>神奈川の進学校・聖光学院でワクチン集団接種 校長「10代の経験たくさん重ねて」 - 朝日新聞EduA https://t.co/kHbyzUbrPo
歴史があり、かつ教育業界のなかでも評価の高い学校だからこその動きに感嘆する声を上げていました。田端氏は続けて、工藤誠一校長のコメントを引用したツイートを投稿しています。
工藤誠一校長は「体育祭など、秋はいろいろな行事が控えている。生徒にとっては一生に一度の行事も多い。ワクチン接種を進めることで、10代だからこその経験をできる限りたくさん重ねてもらいたい」
- 田端塾長@田端大学 (@tabbata) August 27, 2021https://platform.twitter.com/widgets.js10代にしかできない経験の多くが、コロナにより奪われています。2021年8月には、「感染力の強いデルタ株の流行に伴い10代以下の子どもに新型コロナウイルスの感染が広がっているとして、国立感染症研究所は、人が密集する文化祭や体育祭、修学旅行の延期や中止を検討することなどを求める提案をまとめた」(※2)という報道もあり、学校行事の機会は今後も失われることが予想されます。こうした現状を踏まえ、一生に一度の学生生活を充実したものにしてほしいという工藤誠一校長の想いが、今回の取り組みの背景であることが読み取れますね。
SNSでの反応
田端氏の一連のツイートに対し、SNSではさまざまな意見が上がっています。
聖光、本当に判断と実行が速い(この件だけでなく)
|神奈川の進学校・聖光学院でワクチン集団接種 校長「10代の経験たくさん重ねて」 - 朝日新聞EduA https://t.co/HQBvX4xLo6
- knockout_ (@knockout_) August 26, 2021https://platform.twitter.com/widgets.js他の学校が実現できなかった「集団接種」を真っ先に行った実行力や判断の速さを賞賛する声もありました。聖光学院は教育面でも常に新たな取り組みを続けている学校です。今回の動きもそのひとつ。こうした素早い動きや考え方が、名門大学への進学率を高めている背景であるともいえるでしょう。
神奈川の進学校・聖光学院でワクチン集団接種 校長「10代の経験たくさん重ねて」(朝日新聞EduA)#Yahooニュースhttps://t.co/OHHggwoBap
学校行事を考えての日程調整!
めちゃくちゃ有難い!
うちの学校もやってほしい
「学校のイベントを踏まえたうえでの集団接種」という日程面での配慮に対し、賞賛する意見もありました。コロナ禍においても文化祭や体育祭が実現できるよう、ワクチン接種を進めるという学校側の動きは“生徒ファースト”の最たる例といえますね。
私学は、この流れが進むのだろう
私学ほど、登校や対面に重きを置いてる感じがするhttps://t.co/qRNS8QxFqq- 雲 (@kumono_nami) August 26, 2021https://platform.twitter.com/widgets.js公立の場合、国や市区町村が運営しているために新しい施策を進める場合の壁が多く、スピーディに実現できないという問題があります。その一方で、私学は比較的素早い実行や判断が可能となるため、今回のような施策もすぐに広まっていく可能性があります。
「生徒=生活者」として向き合う
今回の決断に踏み切った背景には、聖光学院が生徒を生活者として向き合っている側面も大きく関わっているでしょう。ただ“学校に所属する生徒”という認識だけではなく、10代ならではの経験・学校行事などを控えた“生活者”であり、その生活を学校が守りたいという想いが感じられます。
聖光学院の今回の動きは、SNSでの声の通り、賞賛されるべき内容といえます。これを踏まえ、他の学校や教育機関がどのように影響されていくのか、そしてこの動きが広まっていくのか。今後の動きに注目です。
【画像・参考】
※1 神奈川の進学校・聖光学院でワクチン集団接種 校長「10代の経験たくさん重ねて」 - 朝日新聞EduA
※2 子どもの感染対策 文化祭や体育祭の延期検討を 感染研 - 朝日新聞DIGITAL
※maroke/Shutterstock