大甞祭で強飯式が歌に 記念の歌碑 鹿沼
天皇陛下の皇位継承に伴う「大嘗祭」で披露された風俗歌(ふぞくうた)の一つに鹿沼市の「発光路の強飯式」が詠まれたことを記念し歌碑が建てられました。
歌碑が建てられたのは強飯式が行われる鹿沼市上粕尾の妙見神社です。
歌碑の竣功祭には歌を作った詠進者の篠弘さんなどおよそ30人が参加しました。
「発光路の強飯式」は山伏が高く盛ったご飯などを人々に食べるよう強いる行事で国の重要無形民俗文化財に指定されています。
おととし執り行われた大嘗祭の中の「大饗の儀」で栃木県の自然や習俗を題材にした「風俗歌」9首が披露され、このうち1首がこの「発光路の強飯式」で宮内庁楽部によりそのユーモラスな様子が演奏されました。
歌碑は高さ1.8メートル、横2.7メートルで、地元・上粕尾でとれた花こう岩でできています。
妙見神社や強飯式保存会では、歌碑の建立で、より一層伝統の継承に努めていきたいとしています。