「真犯人フラグ」で謎多き若手起業家を演じる佐野勇斗
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 西島秀俊が主演を務める日曜ドラマ「真犯人フラグ」(日本テレビ系、10月10 日より毎週日曜よる10時30分〜11時25分放送)の新たなキャストが発表された。

 本作は、企画・原案を秋元康が務め、中堅の運送会社に勤める平凡なサラリーマンの相良凌介(西島)を主人公にしたミステリードラマ。お人好しの凌介は郊外に念願のマイホームを建設中で、スーパーでパートをしながら家計を支えるしっかり者の妻・真帆(宮沢りえ)と、高校生の娘・光莉(原菜乃華)と小学生の息子・篤斗(小林優仁)とともに幸せな家庭を築いていた。

 だが、妻と子どもたちが忽然と姿を消し、一気に世間の注目を浴びることに。そして、とあるSNSの投稿で「悲劇の夫」から一転して「疑惑の夫」となった凌介は、家族を殺害した“真犯人フラグ”を立てられながらも、頼れる部下・二宮瑞穂(芳根京子)の助けを借り、真実を暴く戦いに挑んでいく。

 今回、30名以上のキャストが発表。凌介が巻き込まれる母子失踪事件をめぐる“怪しい”登場人物たちを演じる。最近ではドラマ「ドラゴン桜」「TOKYO MER〜走る緊急救命室〜」や映画『かぐや様は告らせたい 〜天才たちの恋愛頭脳戦〜 ファイナル』などで存在感を発揮している佐野勇斗が、事件のことを何か知っている雰囲気の若手起業家の橘一星を演じる。大学4年生で、アメリカ留学を経て2年前にITベンチャー「プロキシマ」を立ち上げ、都心のシェアオフィスの一角で自社を経営している、という役どころ。ほかにプロキシマで働く面々を南彩加(相川誉役)、BOB(海江田順二役)、青木瞭(金城三伸役)、堀野内智(土井光四郎役)が演じる。

 また、情報提供を呼びかける雑誌「週刊追求」の編集長・河村俊夫を田中哲司が演じる。凌介の親友で大学の文芸サークル仲間ということで、真帆とも旧知の仲。凌介から家族の失踪を聞き、情報を集めるため記事にするなど協力していく。独身、離婚歴なし。「週刊追求」のカメラマン・両角猛に長田成哉、記者の上原啓太に竹森千人がふんする。

 相良家の周辺の人々として、桜井ユキが相良家と同じ団地に住むシングルマザーで真帆の一番のママ友の菱田朋子、迫田孝也が凌介と大学の文芸サークル仲間の日野渉、柿澤勇人が篤斗のサッカー教室のコーチの山田元哉、浜田晃と丘みつ子が真帆の両親の館野三郎と志乃生をそれぞれ演じる。また、謎の人物として本木陽香役の生駒里奈、猫おばさん(?)役の平田敦子も参戦する。

 事件を煽るYouTuberも登場。再生回数が上がりそうなら何でもやる雑食系の「ぷろびんチャンネル」を運営するぷろびんこと徳竹肇を柄本時生、撮影・編集を担当する町山大輝を遼太郎が演じる。情報番組のコメンテーターとして当事者同士のケンカを煽る私立大学の社会学の教授・雫石千春を小松利昌が演じる。

 ほかにも、事件の所轄となる横浜北警察署の刑事役には渋川清彦(阿久津浩二役)と吉田健悟(落合和哉役)、相良家が新居を建てる住宅メーカーの住愛ホームの社員を深水元基(林洋一役)と戸田昌宏(井上幸作役)、そして凌介が働く亀田運輸・東京支社の面々を正名僕蔵(部長・太田黒芳春)と小林きな子(鴨井晴子役)、森田甘路(小峯祐二役)、渥美友里恵(目白小夏役)、中西美帆(富山芙由子役)、町田愛(石川あきの役)、坂東龍汰(望月鼓太朗役)が演じる。(編集部・大内啓輔)

コメント

・佐野勇斗
橘一星役で出演させていただくことになりました。佐野勇斗です。秋元康さんが考えられた本格ミステリーに、この豪華なキャスト陣の一員として参加させて頂けること、本当に嬉しく思います。とにかく、面白いです。毎週日曜日に日本をざわつかせること間違いないです。ミステリーの全貌は僕自身もまだ知りません……。視聴者の皆様と同じ目線で僕も推理していきたいと思います! 油断しているとあなたにも真犯人のフラグがたちますよ……お楽しみに!!

・田中哲司
日本の一年間の行方不明者は、8万5,000人以上いるらしいです。ってことは、この物
語の突然の失踪事件も、そんなに遠い話ではないということ。そこに、SNS、ネット、マスコミが絡んでくると、もう泥沼です。で、誰が犯人なのか? これはもう、誰でも犯人になり得る要素を持ってます。僕は河村という、主人公の親友で雑誌社の編集長の役です。半年間をかけてのミステリー。どうぞ楽しんでください。

・桜井ユキ
台本をもらい役もいただいたのに「こっち側」になれた気がせず。視聴者の方々とは、知っているか知っていないかという隔たりが当たり前としてあるものが映像作品だと思うのですが、あの、私たち本当に知らないんです。登場する人物すべてが怪しく疑いの目で見てしまい、どこかに救いを求めてしまう感覚があって。でも、私たちの日常もそんなものかも、とか。いろいろなことを悶々と考えながら私自身もこの作品にどっぷりと浸かっています。演じさせていただく菱田朋子は、そんな日常の中で逞しく生きるシングルマザーです。の、はずです。この魅惑的な危うい感覚を、観てくださる方々と共有できたらうれしいです。

・生駒里奈
本木陽香役の生駒里奈です。今回私が演じる陽香は一見普通ではありながらも、どこか不思議な雰囲気を醸し出す、謎の多い女性。はじめて台本を読んだときも、陽香がどんな人間なのか素直に読み取るのが難しかったのですが、作品にも、そして視聴者の方々にも、毎回どんな形であってもインパクトを残せるように努めたいと思います。映像作品、しかも、このような話題の作品に出演させていただけてとても光栄です。楽しんで頑張っていきます!

・柄本時生
今回 YouTuberということで出演させていただきます。事件の影響で、考察系 YouTuberとなっていく役です。楽しんでいただけたらなと思います。頑張って考察します。

・渋川清彦
逮捕するよりも逮捕される側の役が多い自分は、今回、いろいろな情報に惑わせられながらも相棒の落合と真犯人を突き止めていく阿久津という刑事をやらせてもらいます。阿久津と同じく俺自身も先がわからないので役と一緒にもがき楽しみながら歩んでいければと思っております。素晴らしいキャストの方々が揃っておりますので、楽しんでいただけると幸いです。見る? 見ない? どっち?

・深水元基
ドラマ「あなたの番です」に、どハマりしていたので今回出演できテンションブチ上がりです! ハマり過ぎて出演者に探りを入れてましたがみなさん口を割りませんでした。そして、次はわたしの番です! しっかりトボケますよ〜(笑)。私が演じる林洋一は、主人公・相良家の新居を担当する住宅メーカーの営業マン。どのように相良家と関わっていくのか、裏があるのか?共演者、スタッフの方々と現場で楽しみたいと思います。

・迫田孝也
事件なの? 事故なの? と自分の役そっちのけで台本を読んじゃってます。撮影のときも、なんか隠し事があるんじゃないかって疑心でいっぱいで、集中するのが大変(笑)。完全にこの台本に弄ばれてますね。それぐらい夢中になれる物語です。そんななか、私が演じる日野渉は、本好き、酒好き、ちょっとドジ! となんか憎めない人間のようです。この物語がどう進んでいくか分かりませんが、願わくば最後まで平和に生きたいものです。

・正名僕蔵
今回、私がやらせていただきます太田黒、名前からしてアタックが強いですね。性格がまた、かなりこじらせていてクセが強い。そのうえ「疑惑」を伴うオシャレを、あたまに施していますから見た目の印象も強い。ある意味、人としてフラグまみれといいますか、「いかにも」が強すぎる太田黒が物語にどう絡んでいくのか? それともどう絡んでいかないのか? 私が楽しみで仕方ありません。