ルカク、インテルファンへ惜別のメッセージ「決断を理解してほしい」

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 今夏チェルシーに加入したベルギー代表FWロメル・ルカクが、所属していたインテルのファンに向けメッセージを送った。

 現在28歳のルカクは2019年8月にマンチェスター・Uからインテルに移籍し、公式戦通算95試合の出場で64ゴール16アシストを記録。昨シーズンのセリエAではリーグ2位の24ゴールとリーグ1位タイの11アシストを記録し、11シーズンぶり19回目のスクデット獲得に貢献した。また、昨季はリーグの最優秀選手にも選ばれた。

 当初は今夏の残留を強調していたルカクだったが、古巣チェルシーからの関心が伝えられると、適正なオファーが届けば受け入れるようクラブに伝えたことが報じられ、最終的に9750万ポンド(約148億円)の移籍金で12日に両クラブが合意したことを発表。同選手にとっては7年ぶりのチェルシー復帰が実現した。

 チェルシー復帰に際し、「子どものころから応援してきたチェルシーに戻ってこられたこと、そしてタイトル獲得に貢献できることは信じられない気分だ」とクラブ公式サイトで意気込みを語っていたルカクは、15日に自身の公式ツイッターを更新。古巣インテルのファンに向けてメッセージを綴った。

「インテルファンへ、ありがとう。僕と僕の家族をミラノでホームにいるように感じさせてくれてありがとう。毎日の無条件のサポートと愛にありがとう。最初のシーズンからやる気にさせてくれてありがとう。インテルに来た瞬間からクラブのためにうまくできると感じていた。マルペンサ国際空港で最初に受けた愛と歓迎は美しい物語の始まりだった」

「インテルのシャツを着るたびに絶対にみんなを失望させないことを使命と決めていた。みんなを誇りにさせるために、練習からすべての試合で100パーセントを捧げていた。最初のシーズンは残念な形で終わってしまったが、みんなが変わらずに後押しを続けてくれたおかげで、チームとしてもやり遂げることができた。だから、一緒にチャンピオンになることができた」

「チェルシーに移籍するという僕の決断をみんなが理解してくれることを願っている。これは僕にとって生涯のチャンスであり、常に夢見ていた僕のキャリアの中でのチャンスが訪れたんだ。一つ確かなのは、僕は永遠に“インテリスタ(インテルファンの愛称)”であり続けるということだ。なぜなら、みんながいなければ僕は今日のような選手でも男でもなかったからだ。心の底から感謝している」

🖤💙 pic.twitter.com/mcJzfQI9NF— R.Lukaku Bolingoli9 (@RomeluLukaku9) August 15, 2021