中国からの整形疑惑に韓国卓球の帰化選手が痛快リターン「私の二重まぶたに関心?」

写真拡大 (全2枚)

中国の方は私の卓球よりも二重まぶたに関心が多いようです」

女子団体でメダル獲得に失敗し、誰よりも涙を流した韓国代表の“最年長”チョン・ジヒ(28)が、最近の中国美容整形と関連して自身が検索ワード1位になったことについて言及した。

【関連】“整形疑惑”の韓国美人女優がビフォーアフター写真で釈明…「あごはしてない」

8月3日に東京体育館で行われた東京五輪卓球の女子団体準々決勝で、韓国は2016年リオ五輪銀のドイツに2-3で敗れた。

試合後、共同取材区域に姿を現したチョン・ジヒは涙を流していた。「思ったよりもはるかに気が重い」と伝えた彼女は、「準決勝に進みたかった。もちろん、中国との厳しい勝負が控えていたのかもしれないが、準決勝に行ってこそメダルに挑戦できるのではないか」と悔しさをあらわにした。

(写真=聯合ニュース)チョン・ジヒ

1992年生まれのチョン・ジヒは、韓国の数え年で今年30歳となる。3年後のパリ大会で再び挑戦することはできるが、チョン・ジヒとしては全盛期の間にオリンピックの表彰台に立ちたかっただけに、さらに残念な気持ちでいっぱいだ。

「もう歳だし、パリ大会まで上手く管理をできるかが心配だ」というチョン・ジヒは、「妹たちがいるから泣いてはいけないのに、涙が…」と涙ぐんだ。

それでも、「(シン・)ユビンは今大会であまりによく頑張った。彼女は今回が初のオリンピックだったが、もう1段階を越えられればさらに良くなるはず」とし、団体戦をともに戦ったシン・ユビン(17)とチェ・ヒョージュ(23)への期待を寄せた。

「私に関心を見せてくれてびっくりしたが…」

中国出身のチョン・ジヒは同国の青少年国家代表を務めたが、成人代表の抜てきには困難を経験した。そこで、2008年にキム・ヒョンソク監督の勧めで韓国入りし、2011年に帰化。そして、今では韓国代表の中心選手の1人となった。

前回の2016年リオ五輪は、ヤン・ハウン(27)、ソ・ヒョウォン(34)とともに戦った。「今朝もハウンと電話で話した。私に力を与えてくれた」と明かしたチョン・ジヒは、「(リオ五輪)当時、(最年長でプレーした)ヒョウォンさんがどんな気持ちだったのかを今わかったようだ」と語った。

そんなチョン・ジヒは、東京五輪期間に思いがけず中国のネットユーザーと舌戦を繰り広げて注目された。

去る7月28日にチョン・ジヒが女子シングルス準々決勝で伊藤美誠(20、日本)に敗れてからというもの、中国のネットユーザーは卓球の話ではなくチョン・ジヒの整形手術の話を持ち出し、微博(ウェイボー=中国版SNS)で検索ワード1位にまで上がった。

中国での代表争いが激しくなったことで韓国に行ったと言っていたが、整形しに行ったのか」という話に加え、チョン・ジヒの過去の写真も掲載するなど、人身攻撃的な内容が多く見られた。

しかし、チョン・ジヒは自身の微博アカウントを通じて「二重まぶたの手術を韓国のお金で77万ウォン(日本円=約7万7000円)も受けた」と告白し、さらに注目を集めた。

この告白についてチョン・ジヒは、「別に気持ちはない。ただ(中国の)人たちが私に関心を見せてくれてびっくりした」とし、「卓球には関心がないようで、二重まぶたにもっと関心があったようだ。私自身、“これはどういう状況なのか”と思った」と笑顔を見せていた。