画像提供:ひろひろ(@HirohiroUno)さん

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帰宅したら部屋に鎮座していたというヤシガニがTwitterに投稿され、その存在感や甲殻類最強と言われるハサミの大きさに驚きの声が寄せられている。

脚を広げると1メートル以上になる個体もいるヤシガニは、前足が巨大なハサミとなっており、その挟む強さはライオンの咬む力に匹敵するという(沖縄美ら島財団らの調査)。そんなヤシガニに家の中で遭遇したのは、6年前に旅行で西表島を訪れそのまま移住した“ひろひろ”さん。うっかりベランダの扉を開けたまま散歩に出掛けてしまい、帰って電気を点けようとしたところ、足にヤシガニが触れてビックリしたそうだ。「食べ終えたお弁当の匂いに釣られて」入ってきたのではないかと話している。

ハブが入ってくる可能性もあることから通常は扉を閉めているため、ヤシガニが部屋に入ってきたのは初めて。とはいえ、ヤシガニ自体は良く目にしていることから「大自然の中で住んでたらこんなこともあるよなー。不法侵入だなー」といった心境だったという。部屋から出したのは、東京五輪のバレーボールを1時間ほど応援し終えてからで、トングで掴んで30秒もかからず逃がすことができたという。

ヤシガニを逃がした理由は「絶滅危惧種」であることから。“ひろひろ”さんが暮らす地域にはヤシガニ保護の条例はないが、「貴重な生き物を観光客や移住者がバンバン食べることには違和感がある」と説明している。“ひろひろ”さんは、20年以上の実績のある老舗のカヌーツアー会社「西表島カヌーツアー風車」でカヤックとトレッキングのガイドを行っている。ツアーの問い合わせは、“ひろひろ”さんのTwitterのDMでも受け付けている。

西表島カヌーツアー風車