3日(火)にかけて熱帯低気圧が紀伊半島沖に北上するでしょう。熱帯由来の暖かく湿った空気を運び込むため、太平洋側を中心に大気の状態が不安定になりそうです。

熱帯由来の湿った空気

3日(火)にかけて、日本の南の熱帯低気圧が紀伊半島沖まで北上するでしょう。この熱帯低気圧が熱帯由来の暖かく湿った空気を運び込み、太平洋側を中心に大気の状態が不安定になりそうです。
九州や中国、四国は晴れ間がでますが、所々で雨が降るでしょう。近畿は雨が降ったりやんだりで、雷を伴って激しい雨の降る所もありそうです。東海や関東は午前中は所々で雨や雷雨になるでしょう。北陸や東北、北海道は晴れ間がでますが、午後はあちらこちらで雨雲や雷雲が発達し、局地的に激しい雨が降りそうです。激しい雨とはバケツをひっくり返したような降り方で、道路が一気に川のようになってしまうこともあります。
道路の冠水や落雷、突風にご注意ください。雨雲レーダーなどで確認し、発達した雨雲や雷雲が近づく場合は建物の中に移動しましょう。

街中での注意ポイント

街中で激しい雨が降ると、アスファルトなどによって水はけが悪いために、思わぬ所に水が溜まる恐れがあります。
雨宿りをする際は、建物の地下室や、地下街などではなく、建物の1階以上の場所を選びましょう。橋の下も、川が増水する恐れがありますので、避けて下さい。
浸水した道路を歩くのは危険です。水の流れに足をとられてしまう恐れがあるだけでなく、足元が見えないので、側溝やマンホールに落ちてしまう可能性もあります。やむを得ず、水の中を歩く場合は、棒などで足元を確認しながら進みましょう。
アンダーパスなど低い所を通る道路では、車が水につかると、水圧によって、ドアが開かなくなることもあります。運転の際は、なるべく低い所を通る道路を避けるよう、心がけてください。