レイズ戦に登板したRソックス・澤村拓一【写真:AP】

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負傷者リストから復帰当日に登板、1安打2四球も無失点

■レイズ 7ー3 Rソックス(日本時間31日・セントピーターズバーグ)

 レッドソックス澤村拓一投手が30日(日本時間31日)の敵地レイズ戦にリリーフ登板し、1回を無失点に抑えた。レ軍のアレックス・コーラ監督は「非常に良い仕事をしてくれた」と、今後に向けて大きな手ごたえをつかんだ様子だ。

 澤村は7月23日(同24日)に右上腕三頭筋の炎症により負傷者リスト入り。この日復帰し即、登板機会が訪れた。3-7と4点を追う7回に3番手でコールされると、先頭のメドウズに四球、続くディアスに右中間二塁打を許した。メドウズは本塁を突いたものの、レ軍野手陣がきれいに送球をつなぎアウトに。澤村はさらに2死からロウを敬遠して2死一、三塁のピンチを背負ったものの、最後はマーゴ―を空振り三振に仕留め無失点でしのいだ。今季成績は39試合に登板し4勝1敗、防御率2.79。

 19日(同20日)のブルージェイズ戦以来のメジャー登板を見つめた指揮官は試合後「(3番から始まる)厳しい打順ではあったが、4点ビハインドでもあったので投げさせて感覚を取り戻させようと思った。いくつか良い球を投げていた」とコメント。レ軍は現在、ア・リーグ東地区でレイズと激しい首位争いを展開しており、澤村にも今後、負傷前のようにより厳しい場面での登板が命じられそうだ。(Full-Count編集部)