リアーナ、自身の下着ブランドで障害のあるモデルを起用
世界中のファンを魅了するリアーナは、歌手としての顔だけではなく、メイクライン「フェンティ ビューティ」、スキンケアライン「フェンティ スキン」、ランジェリーライン「サヴェージ×フェンティ」を手掛ける実業家。
多様性を重視する彼女は、50色のラインナップがあるファンデーションを展開したり、ジェンダーレスに使えるスキンケア製品を発表。2018年にローンチした「サヴェージ×フェンティ」は、多様なサイズ展開に加えて、様々なモデルを起用していることで度々注目されています。
7月13日(現地時間)、とあるライターのツイートにより、「サヴェージ×フェンティ」のモデルが話題に。
Obviously representation only goes so far, but when your disability is on the rare side and you’re used to never seeing anyone else who looks like you, stuff like this feels really nice. Thanks for hiring models with limb differences, @rihanna pic.twitter.com/CVpdCeG6qD
— Kim Kelly (@GrimKim) July 13, 2021
「当たり前ですが、表現には限界はあります。だけど自分の障害が稀で、自分のような人をあまり見かけない状況に慣れているなかで、こういったモデルを目にするのはとても嬉しいことなんです。@rihanna(リアーナ)、このモデルを起用してくれてありがとう」
「@phenixsoul(リリック・マリア・ハード)、この仕事に参加してくれてありがとう。パワフルで美しくて、勇気付けられました」
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ネット上で注目を集めたこのモデルは、リリック・マリア・ハード。
リリックは、生まれる前に母親のお腹の中の羊膜が破れてしまい、ひも状になり癒着したり巻き付いたりする羊膜索症候群に。そのため、左手は完全に成長した形の指は3本で、片足は義足を着用しています。
このツイートは97,400件以上(7月27日時点)のいいねを獲得。SNS上には、リアーナやリリックを絶賛する声が集まることに。
「本当に素敵。私の子どもも同じ障害を抱えていて、彼も自分のような人を見ると勇気付けられています」
「『サヴェージ×フェンティ』のモデルの体型、人種、性別の多様性は最高」
そしてリリック本人も、人々から届いたツイートの多くをリツイートし、感謝の気持ちをSNSに投稿。
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「@badgalriri(リアーナ)と @savagexfenty(サヴェージ ×フェンティ)チーム、いつもありがとう」
リアーナは以前、自身のブランドのショー「Savage x FENTY: Fashion Show Vol. 2」で、多様性への想いを次のように語っていました。
「何かを創るとき、どんな人が着てくれるかを考えるんです。様々な体型やサイズ、人種、宗教など、いろんな人が着ているのを想像できるものを作りたいから」
「私の家庭や過去の経験から得たもの、そして周りにいる家族のような存在の人たちを含めた、みんなが携われることを大事にしています」
「多様性は私にとっては当たり前。考えるまでもないことです」
※この翻訳は抄訳です。
Translation: Haruka Thiel