累計興行収入15億円突破の大ヒット!

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 人気声優の小野賢章が4日、東京・丸の内ピカデリーで行われた映画『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』(公開中)の大ヒット御礼舞台あいさつに登場。興行収入が15億円を突破したことに喜び、感謝した。舞台あいさつには共演の上田麗奈、諏訪部順一のほか村瀬修功監督と小形尚弘プロデューサーも登壇した。

 本作はガンダムの生みの親・富野由悠季の小説を映画化する3部作の第1部で、「機動戦士ガンダム」における宇宙世紀の新たな100年を紡ぐ「UC NexT 0100」プロジェクトの第2弾となるアニメーション。『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』後の世界を舞台に、地球連邦政府に反旗を翻す組織を率いるハサウェイ・ノアの戦いを描く。6月11日に公開され、公開2週目となる6月20日時点で累計興収10億円を突破。1988年に公開された『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』以来、33年ぶりにガンダムシリーズ作品で興収10億円を超える快挙を達成していた。その後も好調を維持し、7月3日までに15億円を突破している。

 主人公ハサウェイ・ノアの声を担当した小野は、このニュースに「素直に嬉しいです」と笑顔。「キャストもスタッフさんもそうですが、本当に丁寧に作りあげた作品。15億円という結果が見えてくるのが嬉しいですし、応援してくださる皆さんのおかげだなと思っております」と感謝を伝えた。村瀬監督も「多くの方に観ていただいているという報告を受けました。ガンダムというタイトルの偉大さ、大きさを痛感しています。と同時に、この大役を最低限果たせたのかなと思い、ホッとしています」と安堵していた。

 公開からおよそ1か月ほど経ち、周囲の仕事仲間や友人などからの反響も数多く寄せられたという登壇者たち。中でも小野は、ホワイトニングのために通っている歯医者で、器具で強制的に口を開けている時に、歯科医から「ハサウェイ観ました」と言われ、口を開けた状態で、アワアワとした感じで「ありがとうございます。楽しんでいただけましたか」と返したというエピソードを披露し、会場を沸かせた。諏訪部も「本当にたくさんの方に観ていただいて。僕は25年目なんですけど、まるでデビュー作みたいな感じで反響があって。観ていただけると嬉しいですね」としみじみ付け加えた。

 ちなみに本作はエンドロール後に、とある一枚絵が登場する。このことについて質問された小形プロデューサーは「あそこは本当は、2作目の冒頭のシーンを若干付ける予定だったんです」と切り出すと、「でもこれだけ公開延期をしたのに間に合わなくて。ただ今になって、そのシーンを2作目で使うかどうかわからなくて。(第2部の冒頭は、当初の予定と)入れ替わるかもしれないですね」と、そのカットの意図を明かした。(取材:壬生智裕)