緋村剣心役の佐藤健 『るろうに剣心 最終章 The Final』より
 - (C) 和月伸宏/集英社 (C) 2020 「るろうに剣心」最終章 製作委員会

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 公開中の映画『るろうに剣心 最終章 The Final』『るろうに剣心 最終章 The Beginning』で主人公・緋村剣心を演じる佐藤健。2012年公開のシリーズ1作目から約10年におよび剣心役を務めてきた佐藤の演技に改めて称賛の声が相次いでいる。

 和月伸宏の人気コミックを実写映画化した映画『るろうに剣心』シリーズは、「不殺(ころさず)の誓い」を立てた“人斬り抜刀斎”こと緋村剣心(佐藤)の物語が展開。これまで『るろうに剣心』(2012)、『るろうに剣心 京都大火編』(2014)、『るろうに剣心 伝説の最期編』(2014)が公開されてきた。最終章となる『The Final』『The Beginning』では、剣心の頬に刻まれた十字傷に関わる事件と過去が描かれる。

 1作目から剣心役が「ハマり役」と高い評価を得てきた佐藤は、本シリーズの人気をけん引。劇中で披露する殺陣はシリーズを追うごとに激しさを増し、圧倒的な剣の腕前を持つ剣心という役に説得力を持たせてきた。『The Final』でも、最恐の敵・雪代縁(新田真剣佑)との激突で、シリーズの集大成ともいえるような壮絶なアクションを繰り広げている。

 また、『The Beginning』では、誰にも心を開かない若き日の剣心を身体を絞って繊細に表現。約10年間にわたり剣心としてさまざまな顔を見せてきた佐藤について、SNSでは「緋村剣心は佐藤健しかいない」「こんなハマり役はほかにいない」「さすがの演技」「まさに剣心」などと絶賛されている。

 2011年に剣心役を務めることが発表された際、佐藤は「この作品製作に携わってきたすべての方々、そして原作のファンの方の思いを胸に、心して挑みます」とコメントしていた。その言葉通り、真摯に役に向き合い多くの人を魅了してきた。『るろうに剣心』シリーズは最終章を迎えたが、今後も俳優としてさらなる高みを目指す佐藤の姿を楽しみにしたい。(編集部・梅山富美子)