元英代表FWクラウチ氏、6部クラブのフロント入り…21年ぶりの“復帰”に

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 元イングランド代表FWピーター・クラウチ氏が、ナショナルリーグ・サウス(イングランド6部リーグ相当)に所属するダリッジ・ハムレットのフロント職に就任する。22日、同クラブの公式ツイッターが発表した。

 クラウチ氏はディレクターに就任する予定だが、詳細については今後改めて発表されるという。イギリスメディア『Football London』によると、クラウチ氏は就任に際し次のようにコメント。「私が真剣に取り組んでいることを皆さんには伝えたい。これは人々の人生、生活に関わることだからね。ふざけているつもりはない。楽しむために来ているのは確かだけど、できれば良い影響を与えるために来ているのだからね」と、意気込みを示している。

CROUCH RETURNS:

We’re delighted to welcome @petercrouch to the board of Dulwich Hamlet.

The ex-England international, who enjoyed his first professional football at The Hamlet (on loan from Tottenham aged 17) returns to Champion Hill, this time as a director. #DHFC💖💙 pic.twitter.com/JWgwvkMiB7— Dulwich Hamlet FC (@DulwichHamletFC) June 22, 2021

 現在40歳のクラウチ氏は現役時代、201センチメートルの長身と見た目にそぐわない繊細なボールコントロールを武器にストライカーとして活躍。トッテナムの下部組織出身で、2000年には当時7部相当のセミプロリーグに在籍していたダリッジ・ハムレットに期限付き移籍したこともある。

 2000年夏にトッテナムを退団後、ポーツマス、アストン・ヴィラ、ノリッジ、サウサンプトン、リヴァプールを渡り歩き、2009年夏にトッテナム復帰。2011年夏にストークへ移籍すると、2017年5月には同クラブでヘディング通算50得点というプレミアリーグ史上初の珍記録を樹立した。

 その後、2019年夏にバーンリーで現役を引退。その後は独特のキャラクターが人気を博し、ポッドキャストのパーソナリティなどとして活躍している。