002_ママ(単体)_わたなべこ

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家事育児を旦那さんに任せ、自分は何もしないママの投稿に「いずれ旦那さんに捨てられる」「いや私も似たようなもの」といった声が寄せられました。さらに旦那さんの心理についてつっこんだ意見も……。

『相手がいい人過ぎるとこっちも疲れちゃうんだわ。良い嫁良い妻良い母親。そんな女、見ているだけで疲れる。毎日バタバタ忙しそうで、いつもなにかにイライラしていて頑張れば頑張るほど旦那は息苦しくなる。男の気持ちわかるかも』


『頑張っている奥さんの旦那が不倫しちゃう気持ちわからんでもないんだよな』


「相手がいい人すぎると疲れる」といった声も寄せられました。こちらのママは「良妻賢母の完璧すぎるママよりも、欠点だらけのママの方が一緒にいてラクだからいいのでは?」と投稿者さんを肯定しています。投稿者さんの旦那さんは今の関係が居心地がいいのかもしれませんよね。

ママへの愛情ではなく、別の原動力が働いている可能性も

『意外とさ、投稿者が好きなんじゃなくて、そんな中頑張る自分が大好きだったりして』


『愛はなくなって情だけなんじゃないかな』


『投稿者さんがイライラやため息吐きながら家事をやっているのを見て、空気的に自分がやった方がマシだと気づいたのでは?? 姉も姉の旦那もそんな感じだよ。投稿者さんのどこがいいとかではなく、イライラしながら家のことやらないでと言う意味かもしれない』


『子どものためにそうしているだけなんじゃない? 子どものためには母親が必要とか。逆にそう思っている母親は多いだろうし。子どものためにやることってそんなストレスじゃないよね』


また「旦那さんは家庭のため、自分のため、子どものためにやっているのでは?」といった意見も寄せられました。こちらも一理ありそうですよね。旦那さんは自分ががんばることで家庭をまわそうとしているのかもしれません。こんなやりとりもあり、投稿者さんは旦那さんに「なぜこんなにやってくれているのか?」と質問したそうです。すると「子どものため」と旦那さんから答えが返ってきました。

完璧を求めずできることから始めよう

『旦那はまだいいよ。そんな投稿者を見て育つ子ども達が可哀想。間違いなく子どもたちが家庭を持つ頃、夫婦関係に問題を抱えそう』


『子どもが自立したら離婚しないまでも旦那さんは好きなことを始めるんじゃない? そうなると投稿者さんのお世話しなくなると思う』


『クズ嫁をもつ旦那のTwitterフォローしているけれど、色々吐き出して発散しているよ。旦那は子どものために離婚をとどまっていると言うけれど、どう考えても子どものためになってない。投稿者さんも「どこがいいんだろ?」と自惚れすぎじゃない? そう思うんだったら自分のできることからやってみなよ。捨てられる未来しか見えない』


『旦那の友達夫婦がこんな感じで、奥さんが偉そうで「この人私にゾッコンだから〜」といった態度をずっとしていたら、ある日旦那がプチンと切れたらしく離婚するの一点張りで暴力までされて、結局離婚したくないとか泣きついたらしいけれど最後捨てられてたよ。結局優しくて忍耐強い人間にあぐらをかいているといつかは切れられるんだなって、まさに実感した出来事だった』


旦那さんが子どものためにがんばっていたことがわかったところで、ママたちからは「子どもが可哀想」「自惚れていないで、子どもが自立したときに旦那に捨てられないためにも努力をしたら?」と厳しい意見も寄せられました。投稿者さんからはこのママたちの声に「改心した」とコメントをくれました。もしかしたら投稿者さんは自己肯定感の低さを、旦那さんから愛されていると自惚れることでプライドをぎりぎり保っていたのかもしれません。ですから利害関係のない第三者に「叱ってもらいたかった」が本音かもしれませんよね。

さらに家事も育児もすべてこなす完璧な旦那さんも大きな障壁となっていた可能性もあります。投稿者さんは結婚前は旦那さんにお弁当やお菓子を作ったこともあるようで、そこまでやる必要はありませんが、まず「朝起きる」など自分ができることから少しずつ始めて、できた自分を肯定していくといいのではないでしょうか。家事や育児は完璧や理想通りにいかないもの。スモールステップで少しずつ改善できるといいですね。

文・安藤永遠 編集・山内ウェンディ イラスト・わたなべこ