「かつてないほど良い」ヒザもライン読みではまだ完全には曲げられず(撮影:GettyImages)

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<全米オープン 初日◇17日◇トリーパインズGCサウスC(米カリフォルニア州)◇7652ヤード・パー71>
やはりメジャーという舞台は水に合うのか。31歳にして全米オープン2勝、全米プロゴルフ選手権2勝の“メジャーハンター”ブルックス・ケプカ(米国)が今大会も2アンダー・暫定5位タイと好発進を決めた。
強い横風が吹くタフなコンディションもこの男には問題なかった。「良いパットができていたし、後半はいいドライバーショットを打てていた。前半はいくつかフェアウェイを外したけど大丈夫だった。最高ではないけど、かなり満足しているよ」とニヤリ。ここまでくると前週予選落ちを喫した際に「メジャーではない普通の大会では、集中するのがちょっと難しい」と言ったことも真に受けたくなる。
今年3月に手術した右ヒザも「かつてないほど良い」と問題なし。優勝争いを演じた全米プロではフェアウェイにギャラリーがなだれ込み「故意かどうか分からないけど、誰かが何度かヒザにぶつかってきた」という状況もあったが、こちらの影響もないようだ。
今回優勝となれば大会3勝目。これは2008年のタイガー・ウッズ(米国)以来史上7人目の大記録となる。奇しくもそのウッズが3勝目を挙げたのもここトリーパインズ。「メジャーは僕の舞台」とまで言い切る男が、今大会でも主役となるのか。
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