川崎フロンターレの元日本代表MF家長昭博【写真:小林 靖】

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湘南戦の終盤に披露した「取れそうだけど取れない」ボールキープ場面にJ公式注目

 川崎フロンターレの元日本代表MF家長昭博は、卓越した戦術眼とテクニックでリーグ首位を独走するチームの主力として存在感を放っている。

 35歳の今なお、その技術が錆びつく様子は見られず、Jリーグ公式ツイッターが注目した”ボールキープ術”の高さに対して、ファンからは感嘆の声が上がっている。

 川崎で5シーズン目を迎えた家長は、今季リーグ戦でここまで20試合に出場し7得点をマーク。第9節のFC東京戦(4-2)ではパスのような”美技弾”を突き刺し、極上の技術で観る者を魅了した。得点シーンだけではなく、ピッチ上でのボールコントロール一つを取っても、見るべき価値があると言えるだろう。

 6月13日に35歳を迎えたものの、その技術が錆びつく様子が見られない家長。Jリーグ公式ツイッターでは、試合中で披露した”ボールキープ術”の高さに注目しており、敵からプレッシャーを受けても慌てず、絶妙なタイミングでそれをかわしてしまうテクニックは、まさに一級品だ。

 公式ツイッターに投稿されたのは、5月26日に行われたJ1リーグ第16節・湘南ベルマーレ戦(1-1)における後半36分のワンプレーだ。敵陣右サイドのハーフウェーライン近くでパスを受けた家長は、湘南MF高橋諒からのマークを受けながらもボールをキープ。右手で相手を抑えつつ、自陣に下がりながらボールを遠ざけていくと、高橋は堪らず家長の背後からボール奪取を試みる。するとその瞬間、家長は内側へ反転し、相手のプレスを見事に無力化してしまった。

「取れそうだけど取れない!! ここに凄さが詰まってます 落ち着いて、落ち着いて、、、一瞬の隙を見てターン」と綴られたシーンに、ファンからは「凄いプレー」「これ上手すぎやろ」「絶対取られないオーラがやばいww」「右腕の使い方上手すぎる」「世界一うまい」「ボールの持ち方独特過ぎて取れそうで全く取れないんだよなー」といった賛辞が続々。家長らしい独特なスキルの魅力が詰まったワンプレーに熱視線が注がれていた。(Football ZONE web編集部)