車両型式やエンジン型式で会話が可能!

 クルマ好きと一口で言ってもそのレベルはさまざま。しかし、なかにはかなりのレベルまで達してしまい、周りから見ると理解できないところに行きついてしまっている人も少なくない。そこで今回は常人には理解できないクルマ好きあるあるをピックアップしてみたい。

1)型式で呼ぶ

 R34(スカイライン)やGDB(インプレッサ)のように、クルマのことを車両型式で呼ぶ人は珍しくないし、搭載されているエンジンをRB26やEJ20といったエンジン型式で呼ぶ人も少なからずいることだろう。

 しかし、コアなマニアになると、ボディカラーを202(トヨタのブラック)やQM1(日産のホワイト)というようにカラーナンバーで呼ぶ人もいるほど。とくにオールペイントをして純正色でないカラーになっている車両のオーナーなどはどの色で塗っているのかを伝えるためにカラーナンバーで話すことも珍しくないのである。

エンジン音でクルマがわかるツワモノも珍しくない

2)音で判断する

 遠くから走ってくるクルマの排気音だけで、何のエンジンを搭載しているのか判断するというツワモノもマニアの世界では珍しくない。そのため、エンジンを違う車種のものに載せ替えているエンジンスワップ車などには敏感に反応することができるのだ。また、音やクルマの動きを見るだけでAT車なのかMT車なのかわかる人も存在している。

3)車両の歴史が頭に入っている

 特定の車種を愛しまくっているマニアのなかには、その車両のグレードの違いはもちろん、年式による改良の歴史やボディカラーのラインアップ、果てはオプションパーツの仕様まで頭に入っている人も少なくない。

 そのため、「前期なのに後期テール」や、「特定の年式にしか存在しなかったボディカラー」などに激しく反応してしまう性質がある。そこを逆手にとって、「後期には存在しないボディカラー全塗装した個体」や「前期型なのにフル後期内装」といった、常人には理解できない仕様のクルマを作ってしまう人もいるほどなのである。