具体的な用途を想定して選ぶホームオーディオ機器4選【全部Amazonで買えるモノ】

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【特集】全部Amazonで買えるモノ

サウンドバーやスマートスピーカーなど、リビングで使うオーディオもネット通販で人気があるジャンルのひとつ。イヤホンなどより大型で高価なためやや不安な面もあるが、使い方を具体的に想定すれば目当ての商品を見つけやすい。

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■本格的なサラウンドを楽しみたいなら3万円程度からのミドルクラスを

昨年から家で過ごす時間が増えて、リビングなどで使うオーディオ関連の機器を新たに購入したいと考えている人も少なくないはず。具体的な商品としては、テレビと組み合わせるサウンドバーや、多用途に使えるスマースピーカー、PCのサウンドを高めるスピーカーなどが挙げられるが、これらもネット通販で人気が高い。

中でも、サウンドバーは数千円から10万円オーバーまで価格レンジが広く、選択肢は豊富。モデル選びのコツとして、オーディオ・ビジュアルライターの折原さんは「用途を具体的に想定すべき」と説明する。

「映画鑑賞などで本格的なサラウンドを楽しみたいなら、3万円程度からのミドルクラス以上がお勧めです。数千円程度の格安モデルだと、サラウンドに対応していないこともあります。ただ、小型テレビの音声を補完したり、ゲームをする際に音の迫力を増したいといった用途なら、低価格モデルでもカバーできるでしょう」

一方でPC用スピーカーは、1万円以下の手頃な価格帯でも満足できるモデルが見つかる。狙い目となるのは、定番シリーズやロングセラーモデル。PCの音を強化するという用途なので、シンプルなタイプでも満足度が高いようだ。

 

オーディオ・ビジュアルライター 折原一也さん
PC系出版社の編集職を経て、独立。オーディオ・ビジュアル専門誌やWeb媒体、商品情報誌などで、トレンド解説や製品レビューなど多彩な記事を執筆している。2009年よりVGP(ビジュアルグランプリ)審査員も務める

 

 

1. Dolby Atmos対応で迫力あるサラウンドを実現

JBL
「JBL Bar 5.0 Multibeam」(3万5980円/6月15日 &GP編集部調べ)

しっかりしたサラウンドを実感できるミドルクラスのサウンドバー。最新の音響技術も多数採用しています(折原さん)

単体でも広がりのある音を再生できるサウンドバー。総合出力250Wのデジタルアンプを内蔵し、5基のスピーカーと4基のパッシブラジエーターを力強く駆動して、迫力ある音響を実現する。Wi-Fiを内蔵し、AirPlay 2などの音楽再生も可能だ。

▲Dolby Atmosにも対応。独自技術で音のビームを放射し、壁に反射させることで、実際に左右後方からサラウンドの音声成分を再現する

 

2. 音楽も動画も通話もOKのスマートディスプレイ

Amazon
「Echo Show 10」(2万9980円/6月15日 &GP編集部調べ)

スマートスピーカーでは音質、機能とも間違いないEchoシリーズ最新機種。ディスプレイ付きで用途が広がります(折原さん)

10.1インチディスプレイと2.1chスピーカー、マイクなどを内蔵し、さまざまな用途に対応。単体でAmazon Music、Apple Music、Amazon Prime Video、Netflixなどを利用できる。スマートデバイスの制御も可能だ。

▲1300万画素のカメラも内蔵し、ビデオ通話にも対応。自動フレーミング機能で話している人を自動的に正面から表示する

 

3. PCスピーカーの定番モデルがワイヤレス対応に進化

Creative
「Creative Pebble V3(ブラック Bluetooth対応モデル)」(5128円/6月15日 &GP編集部調べ)

PCスピーカーのロングセラーシリーズ。小型サイズですが声が鮮明で聞き取りやすく、機能も充実しています(折原さん)

PC用スピーカーの定番シリーズ最新モデル。球形状の左右セパレート型で、2.25インチのドライバーを45度上向きに配置することで、サウンドがダイレクトに伝わる。USB接続による電源供給と音楽再生にも対応。

▲Bluetooth接続にも対応。イヤホン端子の無いスマホなどからでもオーディオ再生を手軽に楽しめる

 

4. 高音質で根強い人気を誇るPC用USBスピーカー

JBL
「JBL Pebbles(ブラック)」(8750円/6月15日 &GP編集部調べ)

PCスピーカーの中では屈指のロングセラーモデル。価格も手頃で、ハイコスパなスピーカーと言えます(折原さん)

長年根強く支持され続けるUSB DAC内蔵アクティブスピーカー。本体にUSBケーブルを備え、PCから電源供給もできるので、シンプルな環境で使用できる。ステレオミニ入力用のアナログ音声ケーブルが付属し、スマホなども接続可能。

▲背面にバスレフポートを配置。幅7.8cm、高さ13.2cm、奥行き15cmの小型サイズながら、迫力ある低音を再生できる

 

■密かにファン急増中の“中華オーディオ”も注目!

中国製品が多いのもネット通販ならではの特徴だが、折原さんによると最近は無名メーカーのオーディオがマニアに人気とのこと。意外な実力を秘める “中華オーディオ” を発掘するのも面白いのでは。

▼小型サイズで音質を追求したHi-Fi bluetoothアンプ

FosiAudio
「BT20A」(7999円/6月15日 &GP編集部調べ)

Bluetooth5.0の接続に対応したコンパクトなレシーバーアンプ。シンプルな操作系で手軽に音質を調整できる。最大100W×2の出力に対応。背面に有線入力用端子も備えている。

 

▼手のひらサイズでDSDに対応するUSB DAC

Topping
「E30 DAC」(1万5000円/6月15日 &GP編集部調べ)

768kHz/32bit PCMおよびDSD512に対応した手のひらサイズのUSB DAC。高性能DACチップを搭載し、価格以上のパフォーマンスを発揮。解像度の高いサウンドを楽しめる。

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※2021年6月6日発売「GoodsPress」7月号28-29ページの記事をもとに構成しています

<取材・文/高橋智>

 

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