清原和博なぜベスト・ファーザー賞？ 本人も「一番悪い父親が」...その選考理由とは
元プロ野球選手の清原和博さんが2021年6月15日、「ベスト・ファーザー賞 in 関西」を受賞したことをツイッターで明かした。
「一番悪い父親が...。感謝しか出て来ない」
清原さんは14日、出身地である大阪・岸和田に帰省し実父とともに亡母のお墓参りに行ったのち「ベスト・ファーザー賞 in 関西」の授賞式に出席したという。その翌日の15日0時過ぎに投稿したツイートが以下のものだ。
「今日、父と母のお墓参りに行ってきた。その夜、大阪にて関西ベストファーザー賞を頂いた。選考理由は挫折した自分に激励を込めてとの事、一番悪い父親が...。感謝しか出て来ない。大阪岸和田に生まれて本当に良かった！23時08分品川駅に着き帰りのタクシーの中から東京の空を見たらため息が出た」
ベスト・ファーザー賞 in 関西は、日本生活文化推進協議会などが主催する、関西にゆかりのある「お父さん」たちに贈られる賞だ。清原さんは、「挫折を経験しながらも、2人の息子に向き合い再起を果たそうと前向きに生きている」などを理由に選出された。
授賞式の模様を伝えたスポーツ各紙の報道によれば、清原さんは授賞のスピーチで、実父に「何でや？お前が何でもらうねん」と言われたことを明かし、「でもうれしいです、これからも頑張りたいと思います」と話したという。
また、ベスト・ファーザー賞 in 関西の公式サイトでは、受賞を受けての清原さんのコメントも掲載されており、そこでは、
「まさか自分がこのような素晴らしい賞に選んで頂ける事に大変うれしく、感激しております。今まで野球などで沢山の賞を頂きましたが、一番自分にとって嬉しいです」
と喜びを爆発。「元妻にはすぐ知らせました。凄く喜んでくれました」という。
「たくさんの方の励みにもなるはず」
16年に覚せい剤の所持・使用で逮捕された清原さんは、20年6月に執行猶予期間が終了。たびたびツイッターなどで後遺症に苦しむ心のうちを明かしている。
SNS上では過去に向き合いひたむきな努力を続ける清原さんの受賞を喜ぶファンのコメントが投稿されている。
「キヨさんみて球児になった人間が星の数程いる。その球児の親でもある」
「弱さを全部さらけ出せるのは強さでもあると思いますし、ステキな父親の姿です。ため息がでる東京の空は岸和田に繋がっていますよ」
「挫折から一歩一歩歩みを進める姿は、息子さんたちだけでなく、失敗から立ち上がる姿として、たくさんの方の励みにもなるはずです」
「キヨさん、関西ベストファーザー賞おめでとうございます！俺も今のキヨさんの姿を混て励みにさせてもらっています」
