京都市の繁華街で営業していたブランド品小売の(株)カイウルが事業停止、自己破産申請へ

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 (株)カイウル(TDB企業コード:296003241、資本金3000万円、京都市中京区錦小路通高倉西入西魚屋町607 FORUM四条烏丸1階、仮代表取締役久米珠見氏)は、6月4日に実質的な事業を停止し、債務整理を小野誠之弁護士(京都市中京区烏丸通三条下ル 大同生命京都ビル8階、烏丸法律事務所、電話075-223-2714)ほか1名に一任した。今後、自己破産を申請する見込み。

 当社は、2007年(平成19年)3月に設立。「カイウル」の店舗名で京都市、東京都、大阪市に店舗を展開しブランド品ならびに貴金属の小売を手がけ、2018年12月期には年売上高約15億円を計上していた。

 しかし新型コロナウイルス感染拡大により、外国人観光客などの来店客数が大幅に減少したほか、今年4月に代表取締役の山本功氏が死去。代表取締役が不在の状態となっていたが、同月末には従業員全員の解雇に至り、資金繰りが悪化するなかで今回の事態となった。

 負債は約7億7000万円。