中嶋監督(左)とエアタッチをする山本(撮影・佐々木彰尚)

写真拡大

 「オリックス4−0広島」(11日、京セラドーム大阪)

 オリックスは山本が8回2安打15奪三振の快投。打線は広島の継投の前に六回までノーヒットに封じ込まれるが、七回にT−岡田の初安打から満塁とすると、杉本の適時打などで3点を挙げ、逃げ切った。

 これで2018年7月21日以来の貯金1。4月5日以来の3位に浮上。交流戦は単独首位に立った。

 中嶋聡監督は試合を振り返り「(山本は)これ以上ない投球ですし、向こうもそれにつられるように非常にいい投球をされ。これは苦しいなと思いながらやってました」と話した。

 山本の投球については「きょうはすべてのボールをしっかり操って完全に支配していたという投球だったと思います」と絶賛。

 先制打の杉本については「うまくひろってくれた。それまでのみんなのつなぎが生きたと思います」とチーム一丸を強調した。

 2試合連続の完封リレーとなった投手陣については「本当にみんなが0で抑えるんだという気持ちで投げてくれる。集中力を感じるのでこの結果になっていると思います」と褒めた。

 山本は七回までパーフェクトの投球。

 「パーフェクトはめちゃくちゃ難しいよ。それよりも(ノーヒットノーランをされて)参考記録にならんやろなと焦ってました」

 山本はカーブが効果的だった。

 「精度が上がれば上がるほど投球の段階が上がってくる。その点では非常にいいと思います」

 安心して見ていられる投球だった。

 「点取られる感じというか、もし取られても最少失点という感じだった。どうやって援護するんやって。そっちの方を考えさせられた」

 降板の際にはベンチで山本と談笑する姿が見えた。

 「なんも言ってないよ」

 たくさんの名投手を見てきた中嶋監督から見て、山本が1番優れている点はどこか。

 「今の時代の投手と。昔の人と違う。その時代、時代で違うボールがはやったりしてるので一概には言えないけど。今の野球、今の時代に沿った野球には適している投手だと思う。昔の投手が今、投げて抑えられるかといったら違うと思うし、今の投手が昔投げていたら抑えられるかといったら違うと思う。時代時代でいい投手がいますんで、今の時点では非常にいいと思います」

 杉本は中嶋監督からのアドバイスに感謝していた。

 「したことないです。僕はしたことないです」

 交流戦は単独首位に立った。

 「あと2試合ある。結果は気にしていない。1個ずつ貯金。そういうことをできるようにやっていきたい。一つ一つのプレーの精度を高くしてやっていきたい。1点でも多く取っていきたいし1点でも失点は少なくしていきたい」

 12日は無観客の中、今季初の5連勝を目指す。