オンラインで会見し、初の米国での防衛戦に向けて意気込みを語る藤岡奈穂子

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 プロボクシングで日本人初の世界5階級制覇を達成している現WBA女子世界ライトフライ級王者・藤岡奈穂子(45=竹原慎二&畑山隆則)が11日、オンラインで記者会見し、7月9日(日本時間10日)に米カリフォルニア州ロサンゼルスで、同級6位スレム・ウルビナ(30=メキシコ)と防衛戦を行うと発表した。

 藤岡にとっては2019年7月の天海ツナミ(山木)戦以来、2年ぶりの試合が念願だった米国のリング。「キャリアの最終目標に掲げていたアメリカで、しかも(コロナ禍のこの状況で試合ができることはうれしい。練習してきたことを発揮して、アメリカにアピールできたらいいなと思っています」と表情を引き締めた。

 試合間隔が空いたことに不安はない。前回の天海との試合で引き分けたことを契機に自分のボクシングを見つめ直した。1年半前から知人のアドバイスを受けて毎朝、近所の公園でフィジカルトレーニングを行うようになった。ジムではそれをボクシングに落とし込む作業に集中した。「引き分けた2年前の試合前よりも状態は良いぐらい。不安はない。ほぼ期待が100です」と自信を示した。

 ウルビナは2016年にプロデビュー。身長1メートル60のオーソドックススタイルで戦績は12勝(2KO)1敗1無効試合。何度か映像を見たという藤岡は「右のパンチに自信があるのかな。全体的にパワフルで割とバランスも良い選手」と印象を語った。

 「KOで派手に勝てれば1番のアピールになると思うけど、まずは結果。行って記念にはしたくないので、爪痕を残して結果を出したい。気持ちが空回りしないように、冷静な試合運びをして、いつもの自分の戦いに持ち込みたい」と展開を思い描いていた。