【ひと目惚れ】全長4mのキャンピングトレーラー レトロで可愛い「ロデオ・ミニ」
ロデオ・ミニ13ftとはtext&photo:Hidenori Takakuwa (高桑秀典)、AUTOCAR JAPAN編集部
ひとえにキャンピングカーといっても、そのサイズ・種類・装備は実にさまざま。
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今回ピックアップしたのは、コロっとした見た目が愛らしいキャンピングトレーラーの「ロデオ・ミニ13ft」だ。
ロデオ・ミニ13ftは、カーショップスリーセブン(福岡県)が販売するコンパクトなトレーラー。東京都のボナンザも正規取扱店となっている。 AUTOCAR JAPAN編集部
白地に赤いデコラインが入った丸みのあるフォルムは、時代に左右されない味わいがあり、どんなヘッド車と組み合わせるか想像するだけでもワクワクする。
ロデオ・ミニ13ft(13フィート=約4m)の大きさは、全長4040×全幅2060×全高2500mmというもの。
ファイバーグラス製のお椀を、向き合うように重ねたボディ構造は、強度に優れ、ルーフに継ぎ目がないので防水性も高い。
13ftは、「このぐらいが使いやすい」と思えるサイズと、日本のけん引免許が不要な重量に抑えられていながら、実用的なレイアウトも採用している(車検・自賠責・車庫証明は必要)。
つまり、ダイニングスペース、キッチン、寝室が一体となった車両を、クルマで好きな場所に運べるキャンピングトレーラーの魅力を、コンパクトなサイズで楽しめるのだ。
室内はオールドアメリカン
ラインナップは2種類あり、フロント側が2段ベッド(ソファ展開可能)となっている「タイプI」と、その場所をトイレ、シャワー、クローゼットにした「タイプII」が用意されている。
撮影したのは前者で、室内高1850mmを確保した車内は、暖かみがあってどこか懐かしい空間だというのが第一印象。
ロデオ・ミニ13ftタイプIの室内。後方のダイネットに向かって撮影。 AUTOCAR JAPAN編集部
壁と天井にはカーペットのような生地が貼り込まれているのだが、これには室内の気温を夏は涼しく、冬は暖かく保つ機能のほか、会話を外に漏らさない防音効果もあるという。
アメリカンテイスト溢れるキッチンまわりは、コンロ、温水対応シンク、換気用小窓、上部収納庫、引出し式収納などを装備したギャレーなので、手の込んだ料理も作ることが可能。
また、後部のダイネットスペースは、数分の作業で縦1950×横1310mmのダブルベッドに展開できる。
標準装備を列記すると、断熱加工、クッション・フロア、12Vライト(シンク上)、アイスBOX、シンク、清水タンク(45L)、排水タンク(80L)、ベッドクッションマット、インテリアウッド、ガスコンロ2口、LED外灯、カーテン、スペアタイヤ、セーフティチェーン、リアジャッキスタビライザー、外部入力電源コード100V、サブバッテリー80Ah、クランク式ウインドウ、バッテリーチャージ、入口左のクローゼット、変圧器(100V)、テールライト、LED車幅灯、給水ポンプ12V、シティウォーター、冷蔵庫54L 3Way、スライド式網戸、コンロ上部小窓、消火器、リアヒッチメンバー、LEDインテリアライトと、充実した内容となっている。
はじめてのトレーラーにも
グレードは、両モデルにおいて、スタンダードとラグジュアリーという2種類からチョイスすることができる。
豪華版の「ラグジュアリー」には、ルーフエアコン、ルーフファン、オートウォーターヒーター、左右キャビネット、左右インテリアライト、電磁ブレーキ、フロント滑車、12Vソケット、100Vコンセント、サブバッテリーカバーという装備がプラスとなる。
ロデオ・ミニ13ftタイプIは、全長4040×全幅2060×全高2500mmというサイズと軽量構造がその魅力。 AUTOCAR JAPAN編集部
サブバッテリー105Ah、家庭用100Vインバーター1500W正弦波、LPガスボンベ5kg、ドーリーは、タイプI、タイプIIともにオプションだ。
コンパクトサイズながらも装備は充実しているので、初めてのトラベルトレーラーにも最適だし、シンプルな構造と丈夫な鉄骨フレームでできたロングライフの車両だから、キャンピングカーを乗り継いできたベテランがアガリの1台としてチョイスしてもいいだろう。
エントリーモデルにも、終の棲家ならぬ“終のキャンピングトレーラー”にもなるロデオ・ミニ13ftは、長く付き合えるよき相棒となるはずだ。
展示車両のロデオ・ミニ13ftタイプI(ラグジュアリー)の税抜き価格は、337万円となっている。