降格ブレーメン、主将モイサンデル&ゲブレ・セラシェの重鎮2選手が退団…

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ブレーメンは25日、元フィンランド代表DFニクラス・モイサンデル(36)と、元チェコ代表DFセオドル・ゲブレ・セラシェ(34)の2選手の退団を発表した。

ズヴォレやAZ、アヤックスというオランダのクラブ、サンプドリアを経て2016年にブレーメンに加入したモイサンデルは在籍5年間で公式戦142試合に出場。昨シーズンからはキャプテンを務めていた。

一方、2012年に母国のスロバン・リベレツから加入したゲブレ・セラシェは、スピードと豊富な運動量を生かして右サイドバックを主戦場にサイドのスペシャリストとして活躍。ここまで公式戦298試合に出場し24ゴールを挙げていた。

すでに今シーズン限りでの退団が決定していた中、クラブを41年ぶりに2部に降格させる形での別れとなったことに、両選手は強い責任を感じている。

モイサンデルは、「土曜日(最終節ボルシアMG戦)は僕のキャリアの中で最悪の瞬間だった。クラブ、ファン、そして街全体に申し訳なく思う。もちろん、自分の去就については別の形を想像していた。ここで5年間を過ごしたけど、そのほとんどがとても楽しいものだった。僕はヴェルダーのみんなの成功を祈り、クラブができるだけ早くブンデスリーガに再昇格することを願っている」と、キャプテンとして謝罪を行った。

一方、ゲブレ・セラシェは、「言葉がないし、虚しい気持ちだよ。同時に信じられないほどの痛みを感じている。もっと違った状況でお別れをしたかったよ。ヴェルダーは巨大なクラブであり、ブンデスリーガに戻ってくるはずさ。今は悲しい気持ちでいっぱいだけど、ここにいられたことを誇りに思い続けている。ヴェルダーは常に私の心の中にあり続けるよ」と、愛するクラブとの想定外の形での別れを悔やんでいる。