リアル「反り立つ壁」だ... iPhoneでパノラマ撮影しようとしたら→時空が歪んでしまった

まるで天変地異...?
脳がバグりそうになる写真が、ツイッターで注目を集めている。
緑色の芝生が、壁のように反り立っている。ほぼ直角の滑り台...、というわけではない。よく見ると、ビルや階段までもが、傾いている。
こちらはツイッターユーザーのSafaia(@Sapphire3170)さんが2021年5月14日、国営昭和記念公園(東京都立川市)で撮影した1枚の風景写真。
iPhoneに標準搭載されているカメラアプリ内の「パノラマ」機能の使い方を間違えてしまったという。
一体、何を間違えてしまったというのだろう。インパクトのある写真に、ツイッターでは
「これ面白い」
「酔いそう」
「リアル反り立つ壁」
「インターステラー感ある」
「異世界へようこそ!」
といった声が寄せられている。なかにはアメリカのSFアクション映画「インセプション」のシーンを思い出す人も。
スマホを横に構えた状態で、縦に戻すと...
5月17日、Jタウンネットは投稿者のSafaiaさんに詳しい話を聞いてみた。
埼玉県在住で、大学生の彼。国営昭和記念公園で、本来はパノラマ機能を用いて、360度の風景を撮影しようと思っていたという。
パノラマの使い方間違えた pic.twitter.com/yEhujaVojD
— Safaia (@Sapphire3170) May 14, 2021
パノラマ機能では、複数の写真をつなぎ合わせて1枚の写真をつくることができる。動作はシンプルで、画面に表示される矢印に沿ってカメラを動かすことで、360度のパノラマ撮影も可能だ。
しかし生まれた写真は、まるで「反り立つ壁」で。なぜ、こんな写真になってしまったのだろう。
「最初はスマホを横にしながらカメラのアプリを開いて、パノラマの機能に切り替えたんです。
スマホを横にしたまま360度の風景撮影しようと思ったんですが、パノラマの白い矢印が動いてない事に気づいて、途中でスマホを横から縦に戻したのです。そうしたら、あんな不思議な感じの風景になりました」
iPhoneをお持ちの方は、ぜひパノラマ機能を開いてみてほしい。持ってないという人も、下記の写真を見てほしい。

この画像は、筆者がiPhoneを縦に持ち、パノラマ機能で足元を撮影しようとしたときに画面に表示されたもの。
iPhoneを矢印に沿って動かすと、横にびよーんと伸びた1枚の写真が生成される。
ところが、投稿者はiPhoneを横に構えた状態で、パノラマ機能を使ってしまった。それでは、iPhoneをいくら横に動かそうとしても、矢印は動かないのである。

この状態で撮影を開始し、途中でiPhoneを縦に戻すと、画像にゆがみが発生するようだ。

Safaiaさんは写真を見た時、「なんか使い方を勘違いしたわりには面白いの出来たなーっ」と思ったそうで、「気が向いたら面白半分でツイートしてみよっ」と考え、写真を投稿したという。
彼の投稿は8万9000件以上ののいいねと1万4000件のリツイートを集めるなど、注目を浴びている。反響への感想を聞くと、
「とにかくリプの内容が面白かったですね。例えば『インセプションみたいだね』っていうリプが来た時には共感しちゃいました。
まるで大喜利大会を見てるようで笑っちゃいました。それと、皆なんか楽しんでバズったツイート見てるようで良かったです」
とした。