新日本プロレス菅林直樹会長

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 新日本プロレスは、東京・後楽園ホール大会、神奈川・横浜スタジアム大会、東京・東京ドーム大会といった5月の5大会の中止並びに延期を発表していたが、5月22日に予定されていた愛知・名古屋国際会議場・イベントホールより大会を再開し、5月24日、25日、26日の後楽園ホール3連戦に関しても大会を開催すると発表した。

 新日本では「5月5日、5月9日に新型コロナウイルス陽性者のご報告をさせて頂き、皆様にはご心配をお掛けいたしました。当該選手はその後も軽症もしくは無症状であり、隔離措置の上、治療に専念してまいりました。また、濃厚接触者やその疑いがある選手についても、自主的な隔離措置を講じてまいりました。隔離期間が終了した選手は、練習を再開しております」と隔離期間が終了した選手が既に練習を再開していることを明らかにしている。

 ただし、「今回の大会については、参加全選手・スタッフへのスクリーニング検査を経て、医師・トレーナーと連携の上、長期の隔離期間が及ぼす影響も見極めつつ、出場選手を決定いたしますことを合わせてご了承ください」としており、より慎重に大会を再開させていく意向だ。

 また、「新日本プロレスではこれまで、専門家の指導を踏まえて作成した対策ポリシーに基づき、日常的な体温、血中酸素飽和濃度の把握、定期的なスクリーニング検査を始めとした事前対策と合わせ、会場入りの際の検温、練習中や控室でのマスク着用義務化、弁当形式の夕食を支給しての夜間外出自粛等を実践してまいりましたが、この度の事象を真摯に受け止め、体調管理とスクリーニング検査の手法・頻度の拡充を中心に、さらなる感染対策の強化に努めてまいります」とするとともに、「会場に関しましても「興行における新型コロナウイルス感染症対策ポリシー」に沿った、徹底した感染対策を講じて、安心・安全の大会運営を行って参ります。みなさまのご来場をお待ちしております」と結んでいる。

 業界最大手の新日本が興行を再開するのは明るいニュースだろう。引き続きコロナ禍で娯楽の少ない世の中に諦めない気持ちを見せてもらいたい。

(どら増田)