トッテナムが6位浮上!…ケイン今季22点目&ホイビュルク弾、ウルヴスに完封勝利

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 プレミアリーグ第36節が16日に行われ、トッテナムとウルヴァーハンプトンが対戦した。

 来季のチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得にわずかな望みをつなぎたいトッテナムは5分に決定機。敵陣でジオヴァニ・ロ・チェルソがボールを奪い、こぼれ球を拾ったピエール・エミール・ホイビュルクが縦につける。受けたハリー・ケインは反転から右足を振り抜いたが、ミドルシュートは左のポストに弾かれた。

 トッテナムは21分、ロ・チェルソがペナルティエリア付近で倒されてフリーキックを獲得する。ギャレス・ベイルが直接狙ったが、低くて鋭いシュートは相手GKルイ・パトリシオにキャッチされる。37分にはケインのヘディングパスを受けたソン・フンミンが、ペナルティエリアの左で左足を振り抜くが、強烈なシュートは相手GKに防がれる。

 45分、トッテナムが待望の先制点を獲得する。ホイビュルクが自陣から縦に鋭いパスを通すと、ケインが抜け出す。ケインは相手DFと相手GKを冷静にかわして、右足で流し込んだ。ケインは今季得点数を「22」に伸ばし、得点ランキングで暫定ながら単独首位に躍り出た。

 1点のリードで折り返したトッテナムは52分、デレ・アリ、ホイビュルク、ソン、ロ・チェルソとテンポよくゴール前でつなぐ。最後は左から追い越したセルヒオ・レギロンが左足で狙うが、強烈なシュートは相手GKに防がれる。54分にはデレ・アリのボール奪取からカウンターを展開。デレ・アリのスルーパスに抜け出したケインのシュートが左のポストに弾かれると、こぼれ球をデレ・アリが押し込もうとしたが、これは右のポストに嫌われる。

 すると62分、トッテナムがリードを広げる。デレ・アリのボールに抜け出したレギロンのトラップは流れるが、ラインを割る前にスライディングでボールを残し、グラウンダーで折り返す。中央で受けたソンが右に展開すると、ベイルが左足ダイレクトで合わせる。これは相手GKに防がれたものの、こぼれたボールをホイビュルクが押し込んだ。

 2点を追う展開となったウルヴァーハンプトンの反撃は及ばず、試合はトッテナムが2点のリードを守り切ったまま終了した。トッテナムは2試合ぶりの白星で勝ち点を「59」に伸ばし、CL出場圏内の4位チェルシーと勝ち点差「5」の6位に浮上した。ウルヴァーハンプトンは3試合ぶりの黒星となった。なお、トッテナムとウルヴァーハンプトンの対決でホームチームが勝ったのは、2010年9月にトッテナムが3−1で勝利した試合以来、9試合ぶりの出来事となる。

 次節、トッテナムは19日にホームでアストン・ヴィラと、ウルヴァーハンプトンは同日にアウェイでエヴァートンと対戦する。

【スコア】
トッテナム 2−0 ウルヴァーハンプトン

【得点者】
1−0 45分 ハリー・ケイン(トッテナム)
2−0 62分 ピエール・エミール・ホイビュルク(トッテナム)