ドルトムントが4発快勝で4季ぶりのドイツ杯制覇!…ライプツィヒは初タイトル逃す

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 DFBポカール(ドイツ杯)決勝が13日に行われ、ライプツィヒとドルトムントが対戦した。

 2年ぶりの決勝進出で初タイトルを目指すライプツィヒと4シーズンぶりの優勝を狙うドルトムントが激突。試合は開始5分にドルトムントが先手を取った。マルコ・ロイスが自陣でボールを奪うと、素早く前線に送ってカウンターを発動。アーリング・ハーランドとマフムド・ダフードがつないで、最後はジェイドン・サンチョがペナルティエリア左で右足を振り抜き、鮮やかなシュートをゴール右隅に突き刺した。

 リードを得たドルトムントは28分、ロイスのパスを受けたハーランドがドリブルでエリア右へ突破すると、DFを突き飛ばしつつ左足シュートを沈めて追加点。さらに45分には、ダフードのパスでロイスが完全に抜け出し、エリア左に入って横パス。逆サイドを走り上がっていたサンチョが1人かわして無人のゴールに流し込んだ。

 3点ビハインドで折り返したライプツィヒは後半の立ち上がりから反撃に出る。48分、後半から出場したクリストファー・エンクンクがエリア右でボレーシュートを放ったが、これはクロスバーをかすめる。56分には、同じく後半から出場のユスフ・ポウルセンがエリア前から狙ったが、シュートはわずかに枠の左へ逸れた。

 すると、71分にライプツィヒの反撃が実る。ダニ・オルモがエリア前中央のこぼれ球に素早く反応し、ダイレクトで左足を一閃。強烈なシュートをゴール左隅に突き刺して1点を返した。ライプツィヒはその後も攻勢を続けるが、逆にドルトムントがカウンターからとどめの一撃。87分にサンチョが右サイドを持ち上がり、最後はエリア前中央のハーランドが足を滑らせながらもシュートを沈めて、勝負を決める追加点を挙げた。

 試合はこのままタイムアップを迎え、ドルトムントが快勝で4シーズンぶり5回目のDFBポカール制覇。ライプツィヒはまたもクラブ史上初のタイトルをあと一歩のところで逃し、今シーズン限りで退任が決まっているユリアン・ナーゲルスマン監督は“置き土産”を残すことができなかった。

 次戦はブンデスリーガ第33節で、ライプツィヒは16日にホームでヴォルフスブルクと、ドルトムントは同日にアウェイでマインツと対戦する。

【スコア】
ライプツィヒ 1−4 ドルトムント

【得点者】
0−1 5分 ジェイドン・サンチョ(ドルトムント)
0−2 28分 アーリング・ハーランド(ドルトムント)
0−3 45分 ジェイドン・サンチョ(ドルトムント)
1−3 71分 ダニ・オルモ(ライプツィヒ)
1−4 87分 アーリング・ハーランド(ドルトムント)