4シーズンぶりの戴冠を果たしたドルトムント。 (C)Getty Images

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 現地時間5月13日、ドイツのDFBポカール決勝が行なわれ、RBライプツィヒとドルトムントが対戦した。

 両クラブにとって、今シーズン唯一残されたタイトルを懸けた大一番で、過去10年で6度の決勝進出、4度の優勝を果たしているドルトムントは故障で離脱していたハーランドが先発に復帰。そして、絶好調のサンチョとのコンビで、開始5分にいきなり試合を動かす。

 敵陣でダフート、ハーランドと繋いだパスを受けたサンチョが、DFを引き付けながらも右足を振り抜いてシュートを突き刺し、早々に先制点を奪う。

 さらに28分、押し込まれていた時間帯で、中盤の競り合いからこぼれ球を拾ったハーランドがドリブルでエリア内に運び、最後はDFウバメカノを切り返しでかわし、左足を振り抜いてネットを揺らす。

 早々に2点を奪ったドルトムントは、11人全員が自陣に戻って守りを固め、ライプツィヒにチャンスを作らせない。45分には、ハーランド、ロイスと繋いだカウンター攻撃から、サンチョがこの日2点目をマークする。
 
 来季はバイエルンへの監督就任が決まっているナーゲルスマン監督率いるライプツィヒは、選手交代などで打開を試みるも、72分にダニ・オルモのゴールで1点を返すのが精いっぱいだった。

 87分にサンチョのアシストでハーランドが4点目を叩き込んだドルトムントが4-1で勝利。4シーズン5度目となるDFBポカール王者に輝いた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部