他のブンデスリーガのクラブがリーガ全体で実施する隔離合宿において、少数グループによってスタートしている中で、バイエルン・ミュンヘンの選手たちは自身の家族と共に、宿泊地であるグラッサウへと到着した。そのため18ホールのゴルフ場を完備する4つ星の宿泊施設では、観光客の宿泊は許可貸されていない中で、すでにブンデス9連覇を達成したクラブと共に活気に満ちた様子が見受けられた。

 特にドイツサッカーリーグ機構の衛星コンセプトでは、「スタッフをできる限り少なくすること」が求められており、また先日のクラブ代表者会議において、メディアとの質疑応答は録音、もしくはリモートにする話がでていたことを踏まえても、選手の妻や子供達も含んだこの大所帯は異様な光景にも見える。だがドイツサッカーリーグ機構は、特にこれが規約に反したものではないとの見解を示した。

 kickerに対して、同機構のスポークスマンは「基本的に目的はあくまで、無事にシーズンを終了させるということにあります。その前提として可能な限り感染を防ぐということが重要であって、その運営についてはあくまで各クラブの責任によるところ。医療、衛星コンセプトが全て実施され、特に日々のコロナ検査が重要なのです」と説明。ただし同機構が今回のバイエルンのように、家族を含む大所帯でクラブが合宿することを念頭に入れていたかについては言及していない。