新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による死者を火葬するためのまきの山が並ぶインド北部ウッタルプラデシュ州のガンジス川岸の航空写真(2021年5月5日撮影)。(c)Archana THIYAGARAJAN / AFP

写真拡大

【AFP=時事】インド東部ビハール(Bihar)州当局は12日、岸辺に新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の犠牲者と思われる遺体数十体が漂着したガンジス(Ganges)川に、網を設置したと明らかにした。

 ビハール州では遺体71体が見つかり、同国総人口の3分の2が暮らす広大な内陸部の農村地域で、新型ウイルスが猛威を振るっているとの懸念が高まっている。

 地元住民はAFPに対し、遺族が貧しさから伝統的なヒンズー教の火葬を行うためのまきを買えなかったか、火葬場に空きがなかったために遺体を川に流したのではないかと語った。

 ビハール州の水資源管理当局トップのサンジェイ・クマール(Sanjay Kumar)氏は12日、ガンジス川のウッタルプラデシュ(Uttar Pradesh)州との境に網を設置し、パトロールを強化したとツイッター(Twitter)で発表した。

 また、貧困層が多いビハール州の政府は「この悲劇と、ガンジス川に及ぶ悪影響の双方に心を痛めている」とつづった。

 クマール氏によると、検視結果から漂着した遺体は死後4、5日が経過していたことが分かった。

 報道によると、ウッタルプラデシュ州のある地区では、ガンジス川から遺体25体が収容されたという。

 インドでは12日、公式の新型ウイルス累計死者数が25万人を超えたが、専門家の多くが実際の数はこれよりはるかに多いとみている。

【翻訳編集】AFPBB News

■関連記事
ガンジス川岸に遺体数十体漂着、コロナ犠牲者か インド
コロナで貧困層2億3000万人増加、第2波でさらに深刻化か インド
母なるガンジスの恵み 供物拾う少年たち インド