肉食動物「サーバルキャット」も脱走する(画像はイメージ)

写真拡大

体長3.5メートルの巨大ヘビ「アミメニシキヘビ」が脱走した。神奈川県横浜市で、男性がペットとして飼っていた。2021年5月6日に逃げ出してから5日経ったが、11日夕現在見つかっていない。

飼育していた珍しい動物の脱走劇、過去にも複数ある。

バッグに入れて外出した際に...

今年3月、熊本県で20代女性が飼っていた南米原産のトカゲ「テグー」が脱走した。熊本日日新聞(電子版)によると、体長約50センチで、飼い主がバッグに入れて外出した際に逃げ出したという。その後、無事発見された。テグーは、一部の爬虫(はちゅう)類好きの間で人気のトカゲだ。

2020年6月には、ネコ科の肉食動物「サーバルキャット」が静岡市の飼育施設から逃げ出した。この動物は人間に危害を加える恐れがある「特定動物」に指定されている。同年7月13日付の朝日新聞デジタルが、「16日ぶりに同市内で捕獲された」と伝えた。

北海道の「旭川動物園」では、12年7月にフラミンゴが脱走した。同園の公式サイトによると、このフラミンゴは一週間後に小樽市で発見された。2009年4月には、「千葉市動物公園」から大型鳥「アフリカハゲコウ」が逃げ出しており、約72時間後に捕獲された例もある。

「ヒョウ3頭」公表されず

大阪府の「天王寺動物園」では、2019年秋に「カリフォルニアアシカ」の赤ちゃんとカワセミ科に分類される鳥「ワライカワセミ」が脱走した。産経新聞(電子版)同年12月3日付の記事で報じられている。記事では、「5年前にもアフリカサバンナゾーンからケープハイラックスの子供が脱走する事件があった」とも。

動物の脱走が相次いだのは19年6月、沖縄県の「沖縄こどもの国」。14匹のサルが逃げ出したのだ。同年29日付けの朝日新聞デジタルは、「職員50人に警察、消防、沖縄市職員を加えた総勢100人態勢でサルの行方を追っていた」と報じている。同園では、2015年にツキノワグマ、1985年にライオンも脱走していた。

海外では、度々珍獣の脱走が起きている。2020年、米アラバマ州で体重90キロのリクガメが民家から脱走し、2日後に約50キロ離れた場所で保護。日本でも大きな話題になった。

今年5月には、中国の動物園からヒョウ3頭が脱走した。5月10日配信の「日テレNEWS24」によると、8日に動物園が脱走を公表したが、今月初めから園の周辺でヒョウの目撃情報が相次いでいた。発表が遅れたことについて、同園は「パニックを引き起こす可能性があると考えすぐに公表しなかった」と釈明したという。