【写真提供:ヴィッセル神戸】

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 ヴィッセル神戸は11日、元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタとの新たな2年契約締結を大々的に発表した。

 2018年夏にバルセロナからヴィッセルへやってきた“マエストロ”は、2019年に天皇杯でクラブ史上初のタイトル獲得に貢献。2020年は初出場だったAFCチャンピオンズリーグでヴィッセルをベスト4進出に導いた。

 Jリーグでは11日時点で通算65試合に出場し、世界最高峰のテクニックとプレービジョンを遺憾なく発揮。最初の契約は今季終了までだったが、さらに2年間の延長にサインし、2023シーズンまでヴィッセルの選手としてプレーすることとなった。

 来日から約3年が経ったものの、イニエスタのモチベーションは薄れていない。「全力でピッチで表現したものを、ファンやメディアの皆さんに語り継いでいただけるようなものを残していければと思っています。自分のモチベーションはピッチで自分にできる最高のプレーをすることで、そのために日々のトレーニングを続けていますし、これからも続けていければと思っています」と、Jリーグでの挑戦継続に意欲を燃やしている。

「私と私の家族を代表して、神戸や日本の皆さんにも感謝申し上げたいです。愛情とリスペクトを持って皆さんがおもてなしをしてくださったことで、この場所が自分たちにとって第2の故郷になりました」

 イニエスタと家族にとって日本や神戸は「第2の故郷」とも呼べる特別な場所になった。だからこそ「サッカー選手としてのキャリアをここで最後まで続けていきたいと思っています」と、ヴィッセルでの現役引退を望んでいる。

 さらに「サッカー選手としてだけでなく、このクラブとは今後もいろいろな形で常に関わり続けていきたいと思っていますし、それが私の希望です」と引退後もヴィッセルと共に歩んでいく意思も示した。

「ヴィッセルのファンの皆さん、日本のサッカーファンの皆さんには、本当に自分を歓迎してくれて感謝していますし、皆さんの気持ちに応えていかなければいけないことはひしひしと感じています。そのためにも今後も努力を続けていきたいと考えています」

 イニエスタは11日で37歳の誕生日を迎えた。記者会見の最後には特製ケーキでのお祝いも。稀代の名手、世界の誰もが認めるサッカー界のレジェンドは事実上の生涯契約とも言える新たな2年契約にサインし、Jリーグでの挑戦を続ける。

(取材・文:舩木渉)

text by 編集部