佐川急便の不在通知を装った偽SMSに注意 情報処理推進機構、URLをタップしないよう呼びかけ

情報処理推進機構(IPA)は10日、佐川急便の不在通知を装ったショートメッセージ (SMS)が継続して寄せられているとして、記載されたURLをタップしないよう注意を呼びかけた。
この偽SMSの文面は、「佐川急便よりお荷物のお届けに上がりましたが宛先不明の為持ち帰りました。」というもの。併記したURLへ誘導する内容となっているが、情報処理推進機構はこのURLをタップしないよう呼び掛けている。万が一、アクセスしてしまった場合、Androidでは佐川急便のホームページに似せたサイトが表示され、アプリのダウンロードを促される。この場合の対処は、「OK」ではなく「キャンセル」をタップするとしている。また、iPhoneでは、Apple IDの入力画面が表示されるため、IDやパスワードを入力しないよう求めている。
これまで、佐川急便や日本郵便、ヤマト運輸をかたる偽SMSが確認されている。情報処理推進機構では、手口がどのようなものであるか検証した動画も公開(2020年12月9日時点の手口)。この手口は、細かい部分で内容が変化し続けているため注意が必要としている。
『佐川急便よりお荷物のお届けに上がりましたが宛先不明の為持ち帰りました。』という不在通知の偽SMSに関する相談が継続して寄せられています。SMSのURLをタップしないよう注意。サイトにアクセスしてしまった場合でも、アプリのダウンロードや、ID・パスワード等の情報を入力しないでください。 pic.twitter.com/PozcjA3dQK
— IPA(情報セキュリティ安心相談窓口) (@IPA_anshin) May 10, 2021