米国立アレルギー感染症研究所のアンソニー・ファウチ所長(2021年4月13日撮影、資料写真)。(c)Brendan Smialowski / AFP

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【AFP=時事】米国立アレルギー感染症研究所(NIAID)のアンソニー・ファウチ(Anthony Fauci)所長は9日、米国は「間違いなく」新型コロナウイルスの死者数を実際より少なく数えてきたとの見解を示した。

 米国の新型ウイルスによる死者数は公式集計で58万1000人を超え、世界最多となっている。しかし、米ワシントン大学(University of Washington)は6日の発表で、実際の死者数は90万人を超えると推定。9日、米NBCテレビの番組「ミート・ザ・プレス(Meet the Press)」に出演したファウチ氏は、ワシントン大学の発表について「私が考えていた過少集計による数よりもやや多い」としながらも、「ただ、これまでも、今も、間違いなく(死者数を)実際より少なく数えていると思う」と明言した。

 米政権で新型ウイルス対策を統括するジェフリー・ジエンツ(Jeffrey Zients)氏は9日、CNNの番組「ステート・オブ・ザ・ユニオン(State of the Union)」に出演し「われわれは峠を越えているところだ。少なくとも1回接種を終えた米成人は58%で、接種完了者は1億1000万人を超える」と述べた。

 ジョー・バイデン(Joe Biden)大統領は7月4日の独立記念日(Independence Day)までに、米国内の成人の70%が少なくとも1回のワクチン接種を済ませることを目標としている。ただ、米国のワクチン接種ペースは4月10日ごろにピークを迎えて以来低下。接種に抵抗する層が集団免疫達成を遅れさせている。

【翻訳編集】AFPBB News

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